2019年9月11日(水)豊橋商工会議所様にて『お客様から好かれる人になる ビジネスマナー実践講座』に登壇させていただきました。定員50名様満員御礼でした。ご参加いただき、ありがとうございます。参加者は新人さんから、人材育成をしている管理職や経営者の方々まで幅広い年齢層の皆様でした。
ビジネスマナーとは
ビジネスマナーというと「堅苦しいもの」「型にはめて個性がなくなる」というネガティブなご意見を聞いたことがあります。実はビジネスマナーは、決められたものではなく¨仕事での相手に対する思いやり¨のことを言います。社会生活をする上で人と人とのコミュニケーションの基礎となるのがビジネスマナーなのです。業務知識や経験を積む前に、社会人としての基礎を身につけたいものです。なぜなら基礎がなければ応用ができないからです。
思いやりがあっても表現しなければ伝わらない
例えば、上司を敬っていたとします。しかし敬語を使わず、友達のような言葉遣いで話していたら上司はどう思うでしょうか。「馴れ馴れしい部下だなあ」と感じ、部下が自分のことを敬っているとは思わないでしょう。敬語とは敬う語と書きますので、敬語を使うことで相手を敬っていることが伝わるのです。思いやりは表現して伝えてください。相手に伝わらないと、思いやりがあっても、ないのと同じです。
ビジネスマナーはスキルとマインド
先ほどから、ビジネスマナーは相手への思いやりとマインドのことをお伝えしていますが、思いやりを伝える手段としてスキルがあります。名刺交換や電話応対など、基本的なスキルを身につけておくと、お客様に嫌な思いをさせずにすみます。また、スキルにマインドがのると、お客様から好感を持たれる対応ができるのです。
名刺交換はなんでするの?
名刺交換の目的は何だと思いますか。名刺交換は、私はどこの会社の誰かを伝えて『人脈づくり』をするためにします。しかし名刺交換そのものが目的になっていると、名刺を交換しただけで、さっと行ってしまったり、自分のことだけ話して相手に興味を示さず去っていく方もいます。これでは印象が残らない、もしくは印象が悪くて名刺交換の目的である人脈づくりができません。人脈づくりを目的に名刺交換をするならば、相手の目をみて笑顔で話したり、相手に興味を持って質問したりするでしょう。すべてに目的や意味があります。ただの作業にならないように気をつけ、目的を理解し、目的を達成するための行動をすることが必要です。
お互い気持ちよく仕事をするために人材育成をする
お恥ずかしい話しですが、私はサラリーマン時代にビジネスマナーの勉強をしたことがありませんでした。上司や先輩、またお客様にまで指導をいただき、現場で学びました。叱られる前に勉強すれば良かったと反省しています。ビジネスマナーは学んで実践するだけで、すぐに改善できることが多いのです。自分に悪気はなくても、知らず知らずのうちに相手に嫌な思いをさせていたり、お客様が離れていってしまうこともあります。職場内でもマナーがない人がいると、人間関係が円滑にいかない等、問題が発生します。お客様や職場内での人間関係を円滑にして、お互い気持ちよく仕事ができるように、人材育成研修の中にビジネスマナー研修を取り入れてはいかがでしょうか。
経営者として幅広く活躍している岡村秀美さんも参加してくださいました。
