女性活躍推進研修のコンセプト
女性と男性の両方の目線に立ち、中立の立場で組織開発をします。
「女性活躍を推進するにしても何をして良いのかわからない」「もっと女性に活躍してもらうために後押ししたい」「女性社員の育成の仕方が分からない」と感じている企業様は多いのです。そんな企業様に女性が能力を発揮して働ける職場を作るための取り組みを応援します。
女性の活躍を推進しているからと言って女性のみを応援しているわけではありません。現在日本の管理職はほとんど男性なので、女性を育成している男性の立場にも立ち、女性と男性の架け橋となります。男女がお互い理解することでチーム力を強化して働きやすい職場作りを目指します。また女性の能力発揮を促すことにより、キャリア形成の支援や女性管理職の育成に寄与します。
女性の活躍を推進して目指す将来像
真の意味での働き方改革 ~ワーク アズ ライフ~
政府の施策である「働き方改革」。働き方を考える上で、女性能力発揮推進研修によって実現したいワークアズライフについてお話します。ワークアズライフとは、『全部仕事、全部人生』であると考えることです。簡単に言うと、仕事と人生との間に境界線を引かず、仕事も趣味のように考える生き方です。人材育成の仕事を通して「仕事は生活のために仕方なくしている」「できれば仕事をしたくない」「仕事は大変なもの。楽しいと思えない」という声を聞いてきました。そんな声を聞くたびに「時間を無駄にして欲しくない」と思い、弊社のビジョンを【働くを楽しむ】研修を通して仕事を楽しめる社会づくりに貢献すると掲げたのです。
私達は平日起きている時間の60~70%を働くことに費やしています。まさしく働き方=生き方になってきます。仕事を嫌々しているなら、生き方そのものにも大きな影響を及ぼします。反対に、時間を忘れてワクワクしながら仕事をする人もいます。休暇中も頭の片隅に仕事があり、良いアイデアが出てくることがある。そしてまたワクワク度が増して仕事が楽しくなっていくのです。ストレスを抱えながら仕事をするのか、ストレスフリーで仕事をするのか。どうせ仕事をするなら、後者の方がいいと思いませんか。働く時間と生活を分けるのではなく、自分は何が好きなのかを明確にして、働く時間も趣味と同じように没頭できるものを探す。これが真の意味での政府が推進している【働き方改革】になるのではないでしょうか。
・ワークライフバランス
仕事、生活、睡眠の境目を時間で区切っている。
バランスよく両立して相乗効果を生むことを考える。
→タイムマネジメント
・ワークアズライフ
睡眠以外の時間は『仕事であり生活』で区切りがない。
仕事であり生活の時間をストレスの有無で考える。
→ストレスマネジメント
女性活躍推進による企業の3つのメリット
1. 職場全体の働き方改革
様々な状況に置かれた女性が働きやすい職場は、男性も含めて全ての社員にとって働きやすい職場になります。働きやすい職場は生産性の向上や、離職率の低下につながります。
2. 視野を広げてリスク管理
「女性役員が1人以上いる企業は、能力の範囲拡大やガバナンス強化等により破綻確率を20%減らせる。」(2008年英リーズ大Credit Management Research Centreによる17,000社を対象とした調査結果に基づく)意志決定の場面に女性の視点が入ることで、視野が広がります。
※国からも全上場企業において、意志決定層(役員・管理職)への女性の登用を「2020年30%」とする政府目標を掲げ促進しています。
3. 優秀な人材の確保と企業イメージの向上
女性の採用は会社の成長、生き残り、経営戦略として会社に大きなメリットをもたらします。また女性の活躍が進んでいる企業と認識されれば、女性の採用がしやすくなり、優秀な人材の確保につながります。
女性を育成する3つのステップ
1. 採用前 採用前から人材育成ははじまっている
女性は仕事で出世や収入よりも、やりがいを求める傾向にあります。貴社の会社の理念や方針に共感し「私はこの会社で役に立てる」と思った時に、最大限の力を発揮します。貴社で自分の存在価値が見出せるかがやる気にもつながります。
2. 入社時 入社時からリーダーを育成する
女性は「リーダーになりたくない」と思っている人が多いのが現状です。理由は様々ありますが、育児や介護等の生活環境による理由は別にして、女性は自分に自信がなく自己効力感(自分にはできるという期待や自信)が低いのが大きな原因だと考えます。業種によりますが、比較的女性は男性に比べて、責任が軽い仕事を任されています。入社時から将来のリーダーを育てるために、活躍の場を作り成功体験を積むことが自信になります。
3. 仕組み 女性を育てる仕組み作りが必要
女性活躍を推進するには、まず経営者や管理職の意識を変革して、女性が活躍できる環境を整えることです。女性には出産・育児・介護等、男性とは違う役目があります。男性と同じ条件では働くことができない女性が多いのも事実です。
男性と女性のお互いの役割を理解して、働きやすい環境を整えることができるのは上層部しかいません。
ダイバーシティに基づく職場づくり
女性が活躍するための企業の取り組みの1つがダイバーシティです。企業のダイバーシティ化に対する意識は高く、女性の活躍を推進する取り組みが進んでいます。労働時間の短縮や多様な勤務形態の導入などを通じて、仕事の生産性の向上を実現している例が少なくありません。ダイバーシティは「多様性」を意味し、人種、国籍、性別、年齢を問わずに人材を活用することを表していますが、弊社では女性の活躍推進にスポットをあてています。ダイバーシティの実現により、子育て世代のワーキングマザーや介護と仕事を両立している女性など、多様で柔軟な働き方が可能になります。
あなたは仕事を通じてどんな人になりたいですか?
仕事を通じて「成長できている」「会社に貢献できている」と感じられることが仕事へのモチベーションアップには重要です。自己肯定感、自己効力感を上げて、組織の中で自分の存在価値を見出せると、仕事に意欲的に取組む事ができます。
※自己肯定感とは、「自分は大切な存在だ」と思える心の状態
※自己効力感とは、「自分ならできる」と自己に対する期待や自信を持っている状態
