職場で非常識な人と思われる言動と改善策【新入社員向け】
2023年01月23日 2023年12月19日 新入社員向け、ビジネスマナー、ビジネスコミュニケーション
あなたの職場では「常識がない」と言われている人はいませんか。特に新入社員は、学生時代にしていた言動を社会人になってしてしまい、問題になってしまう事も多々あります。
ここでは実際に職場で「非常識な人」と言われてしまった言動と改善策を解説していきます。人間関係を円滑にするためにも、自分が当てはまっていないかチェックをしてみてくださいね。
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非常識な人の特徴
コミュニケーションが上手く取れない非常識な人の特徴をみていきましょう。
自己中心的
例えば、仕事が終わって家でくつろいでいるときに上司から「〇〇はどうなった?」と急ぎでもない電話があったらどう思いますか。「こんな時間に電話をかけてこないでよ。迷惑だ」と思いませんか。非常識な人は、自分中心なので、相手のことを考えずに行動してしまう傾向にあります。
想像力に乏しい
例えば、ドタキャンが多い人いませんか。ドタキャンをされた方は軽視されているようで嫌な思いをします。非常識な人は、相手がどう感じるのか想像することができていません。これをしたら相手に「迷惑がかかる」「困らせてしまう」「不快にさせてしまう」など考えていないため、周りが「えっ」と思うような言動を平気でしてしまう傾向にあります。
非常識な人の言動と改善策
あなたも「常識がない」と思われているかも?!職場で「非常識な人」と思われてしまう言動を8つご紹介します。
1.仕事中に私用電話やネットサーフィンをしている
営業先から返ってくると会社の駐車場で、頻繁に私用電話をしている人がいます。周りの人から公私混同していると思われています。
【社会人の常識】
私用電話などの許容範囲は会社により違いますが、基本的には勤務中の私用電話やネットサーフィンは禁止だと思っておきましょう。会社は仕事をすることで給与をもらう場所です。つまり、仕事中の私用電話中も給与が発生しているのです。ささいな公私混同が会社全体のモラルの低下を引き起こしてしまう可能性があります。緊急な用事で私用電話をする場合は、一言上司に報告してください。
2.学生気分が抜けない態度
仕事中にペンをクルクルと回す、足をブラブラさせる、あくびをする、ポケットに手を突っ込んで歩くなど、社会人として周りから見られている意識が低い人がいます。新入社員研修をしているときに、ペン回しや、座る姿勢、歩き方などは何度も注意します。学生時代からの悪い癖は、自然と出てしまうものです。お客様と話しているときに、ペンを回していたら「集中して話を聞いていない」「落ち着きがない人」と悪い印象を持たれてしまいます。
【社会人の常識】
学生時代からの落ち着きのない悪い所作は、思っている以上に人間関係に悪影響を与えます。意識をして早急に直すようにしましょう。
3.SNSへの不適切な投稿
体調不良で会社を休んだ人が、その日の夜にSNSで友達と食事に行ったという投稿をしていました。確認したところ体調が回復したので食事に行ったという事でしたが、仕事をフォローをした周りのスタッフは不快な思いをしていました。
【社会人の常識】
SNSはコンプライス違反に発展する可能性がありますので、取扱いには十分注意が必要です。社会人としての自覚の欠如や、責任感不足などが問題を引き起こします。不用意な投稿はトラブルに繋がる可能性があるため、SNSのリスクを理解するようにしましょう。
4.思ったことをそのまま言う
仕事の指示を出した上司に向かって「それは私がしないといけないのですか」など、何でも思ったことを言ってしまう人がいます。上司に向かって反抗的に見え非常識だなと思われています。
【社会人の常識】
自分の意見を持っていることはいいことですが、自分が思っているまま伝えてしまうと相手を不快にさせてしまう可能性があります。特に、断るときなどネガティブな内容の場合は、相手がどう感じるのか考えてから伝えるようにしましょう。
5.一般知識がなさ過ぎる
日本の総理大臣の名前を知らないなど、世間一般の知識がない人がいます。本人は「TVを見ていないので知りません」と言っていますが、「そんな事も知らないのか」と思ってしまい、社会人として心配しています。
【社会人の常識】
社会人は幅広い年代の人達と会話をする機会があります。仕事関連のことだけでなく、一般的な知識は頭に入れておきましょう。最近は文章をパソコンで入力することが多く、漢字が書けない人が増えています。仕事で研修受講報告書など手書きをする場合は、ひらがなばかりだと幼稚な印象を与えてしまうため、極力漢字を使うようにしましょう。
6.平気で遅刻や欠勤をする
「有給休暇は労働者に与えられた権利だから、いつ休んでもいいでしょ」 と、会社の重要な会議がある日に「休みたいです」と休んだ人がいます。チームワークを乱す行動に、周りから信用を無くしていました。
【社会人の常識】
原則として、休暇や欠勤、遅刻、早退などは事前に申告をしなければなりません。通勤時に電車が遅延して遅れるなどのトラブルで遅刻をする場合は、わかった時点で直属の上司に連絡をします。休暇や早退などは仕事の兼ね合いもあるため、日程は上司に相談するようにしましょう。無理を聞いて欲しいなら、日頃から周りの人達と関係性を築いておくことが大切です。
7.挨拶をしない
朝職場に来ても挨拶をせずに、いつの間にか席にいる人がいます。終業時もいつ帰ったのかわからない事があります。「挨拶もできない人」と悪い印象を持たれ、周りの人から敬遠されています。
【社会人の常識】
挨拶は同じ職場で働く人との大事なコミュニケーションです。明るく挨拶をすることで、お互いに働きやすくなります。社会人の挨拶は、自分から先に挨拶をすることが基本です。
8.謝らず言い訳ばかりする
ミスしても自分の非を認めず、謝らない人がいます。いつも言い訳をして責任逃れをしようとしているのがわかります。一言謝れば済むことを、言い訳をすることで関係性を悪化させています。
【社会人の常識】
たとえば取引先から「いつでもいいから」と見積り依頼を受けたのに、一週間後に「見積りが遅い!」とクレームの電話が入ってしまったとします。その場合、以下の2つの対応を見てください。
いかがですか。言い訳をせずに謝罪して、素早く対応した方が印象が良いですよね。素直に謝罪をして仕事を円滑に進めていきましょう。
まとめ
職場で非常識な人と思われる言動 1.仕事中に私用電話やネットサーフィンをしている 2.学生気分が抜けない態度 3.SNSへの不適切な投稿 4.思ったことをそのまま言う 5.一般知識がなさ過ぎる 6.平気で遅刻や欠勤をする 7.挨拶をしない 8.謝らず言い訳ばかりする
あなたが当てはまっていたところはありましたか。職場での人間関係を築いていくためにも、社会人の常識を身につけていきたいですね。
執筆者プロフィール
- 新人育成トレーナー
アイキャリア株式会社太田 章代 - 企業・団体でのコミュニケーション研修、ビジネスマナー研修など、2,000回以上(2023年現在)登壇。 プロフィール詳細
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