これで完璧!『席次』のビジネスマナー
2020年09月12日 2024年08月26日 ビジネスマナー
仕事で応接室に案内されたときに、『どこに座ったらいいの?』と迷うことはありませんか。
『座る位置なんて、どこでもいいじゃないの?』と思われるかもしれませんが、案外『席次』を気にしている人も多いものです。座る場所を間違えただけで、「社会人として非常識な人だ」と評価されてしまう事もあります。
ここでは、ビジネス上の様々な場面の席次についてご紹介します。
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動画でも学べます。聞き流すだけでも理解できますよ!
席次(せきじ)とは
席次とは、ビジネスにおいて座る場所や、立ち位置の並び順のことで、ビジネスで相手を敬う気持ちを表現したものです。お客様や目上にあたる方には、その部屋で最も良い席『上座(かみざ)』をおすすめし、目下やおもてなしをする側は『下座(しもざ)』に座ります。
【席次の基本】 ・出入口からもっとも遠い席が上座で、出入口に近い席が下座です ・絵画、景色、庭などが見えやすい席が上座 ・2人以上座れる長いソファが上座、1人掛けソファが下座
ビジネスマナーとは『相手への思いやりの気持ちを表現したもの』です。『席次マナー』も、絶対こうしなくてはならないものではありません。
目上の方が、上座ではない席に座りたいと希望された場合は、その気持ちを最優先するのがマナーです。臨機応変に対応しましょう。
応接室の席次
出入口からもっとも遠い席が上座で、出入口に近い席が下座、2人以上座れる長いソファが上座、1人掛けソファが下座です。訪問した場合、特に席を指示されなければ立って待つか、下座に座って待ちます。
車の席次
タクシーは運転席の後ろが上座、助手席が下座です。しかし、運転手が変わると席次も変わります。例えば部長が運転をする時は、助手席が上座になります。よって、部長の次の役職の方が助手席に座り、部長の話し相手や運転のフォローをします。
エレベーターの席次
エレベーターでは、外のボタンを押してお客様に先に乗っていただき、自分は後に乗ります。案内係は操作ボタンの前の下座に立ちます。降りる時は、中のボタンを押してお客様に「どうぞ」と言って先に降りていただきます。
まとめ
ビジネスマナーとは『相手への思いやりの気持ちを表現したもの』ですので、目上の方にとって居心地の良い席に座っていただくのが第一です。
席次の基本を覚えておくと、いざという時に困りませんね。基本の席次を知った上で、相手の気持ちを第一優先にして、柔軟に対応をしていきましょう。
執筆者プロフィール
- 新人育成トレーナー
アイキャリア株式会社太田 章代 - 企業・団体でのコミュニケーション研修、ビジネスマナー研修など、2,000回以上(2023年現在)登壇。 プロフィール詳細
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