『指示が伝わる方法』3選|なぜ、あなたの指示は伝わらないのか?

こんにちは。人材育成トレーナーの太田章代です。

私の研修先のIT企業様に「部下育成で困っていることはありませんか?」と質問をしてところ、

「何度言っても、部下が同じミスを繰り返す」
「話を聞いていない」

という返答がありました。

そんな時、つい「ちゃんと聞いていないのは部下のせいだ」と思ってしまいがちです。しかし、それは大きな誤解です。

実は、伝わる人ほど「話す」ことよりも「相手が受け取れる状態を作る」ことに意識を向けています。

今回は、自分の考えている指示が、部下に正しく伝わる方法をご紹介します。

▼職場のコミュニケーションについて参考記事をご紹介。以下も是非ご覧ください。▼


目次

1.理解度を「確認」する

指示が伝わらない人は、説明し終えた瞬間を”ゴール”だと思ってしまいがちです。いわゆる、言いっぱなしです。

ほとんどの方は「伝わるだろう」と思って伝えています。しかし、「伝わらない」と思って伝えてください。伝える側、伝えられる側には知識や経験、性格の違いがあり、ズレが生じることも多いのです。


確認で「分かった?」と聞くと「分かりました」と返ってきます。

「確認のため、今、話したこと説明してくれる?」と聞くことで、理解の”ズレ”がその場で見えるようになります。


2.指示の前に質問しやすい空気をつくる

伝わらない人は、指示を出した”後”に「何か質問ある?」と聞いてしまいがちです。この質問では、「特にありません」と返ってくることが多いものです。

部下は聞きたいことがあっても

「ちゃんと聞いていなかったと思われるかも」
「こんなことも分からないのと思われないか」

とブレーキをかけてしまいます。

指示の前に、「今から説明するけど、途中で分からなくなったら、いつでも止めてね」「ミスを防ぎたいから、わからなかったら遠慮なく聞いてね」と、安心して質問できるようにしておきましょう。


3.「分かったふり」のサインを見抜く

伝わらない人は、「質問が出ない=理解できている」と思い込んでしまいがちです。

しかし、沈黙には「納得している沈黙」と「聞き返しづらくて黙っている沈黙」の、2種類があります。

相槌のテンポが早すぎたり、目線が資料から離れなかったり、瞬きが増えたりする時は、「分かったふり」のサインかもしれません。そんな時こそ、1つ目で説明した「今、話したことを説明してくれる?」を使ってみてください。

沈黙を鵜呑みにせず、部下を観察することで、「分かったふり」サインを見抜き、大きなミスが起きる前に気づくことができます。


まとめ

指示が伝わらないのは、部下の理解力や、やる気の問題ではありません。「伝える」を一方通行にしてしまっていることが原因かもしれません。

1. 理解度を確認する 「確認ため、今、話したことを説明してくれる?」
2. 指示の前に質問しやすい空気をつくる 「途中で分からなくなったら、いつでも止めてね」
3.「分かったふり」のサインを見抜く 相槌のテンポや目線を観察する

何度も説明するのが面倒だと感じる気持ちはわかります。上司も部下もお互いズレがないか確認をして、安心して働ける環境をつくりましょう。

この記事の著者

太田章代

太田 章代

アイキャリア株式会社 代表取締役

愛知県岡崎市出身。広告代理店の営業で6年間売上トップになり、統括本部長としてマネジメント業務も経験。2006年人材育成事業で独立。全国の企業様でコミュニケーションスキルアップ等の研修や講演に2,000回以上登壇。受講者は延べ50,000人を超える。著書2冊、YouTubeチャンネル「ビジネスコミュニケーション術」は登録者4.1万人。テレビ、ラジオ出演などメディアからの取材も多い。

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