新入社員の5人に1人が「職場で孤独」を感じている

新人5人に1人職場で孤独

人材育成トレーナーの太田章代です

このブログでは、研修・講演2,000回以上、延べ5万人の受講者と関わってきた経験をもとに、人材育成に役立つ情報をお届けしています。

新入社員の育成に関わる方に、気になる調査結果が出ていました。

マイナビが2026年卒の新入社員800人を対象に行った調査によると、20.1%、約5人に1人が「職場で孤独を感じたことがある」と回答。

参考記事:2026年卒新入社員の「職場の孤独」に関する調査結果(マイナビ)

目次

孤独を感じる理由は「みんな忙しそうで、話しかけづらい・質問しづらい」

では、なぜ孤独を感じるのでしょうか。

最も多かったのは、「みんな忙しそうで、話しかけづらい・質問しづらい」43.5%。

続いて「仲が良い・気軽に話せる同僚がいない」29.8%でした。

新入社員にとって、分からないことを質問することは仕事を覚えるために欠かせません。

しかし、「上司が忙しそう」「こんなことを聞いたら迷惑かな」と感じると、質問することをためらってしまいます。

実際にこれは、研修現場でよく耳にする話です。

新入社員は上司に「少しいいですか?」と話しかける前に、頭の中で「話しかけていいか会議」がおこなわれています。

孤独を感じる人の41.6%が「3年以内しか働かないと思う」

そして、ここで見逃せないのが、孤独感と「離職」の関係です。

孤独を感じる人の41.6%が、「今の会社では3年以内しか働かないと思う」と回答しています。

もちろん、孤独感だけが離職の原因ではありません。

ただ、職場で「誰にも相談できない」「気軽に話せる人がいない」という状態が続けば、仕事への不安や孤立感が大きくなり離職につながる可能性もあります。

新入社員に限ったことではない「相談する人がいない」職場

これは、新入社員に限ったことではありません。

ある会社で入社7年目の男性が退職しました。

その方の配属先の部署は新しい部署で、上司・先輩がいない部署でした。

他の部署の上司からも声かけされることがなく、「相談する人がいない」と聞いていました。

はっきり離職理由を聞いたわけではありませんが、孤独を感じやすい職場だったと感じています。

離職率が低い会社は、日頃から声かけをしている

一方、孤独を感じさせることなく、チームの一員として大切に育てている会社は、離職率も低い傾向にあります。

「困ったことがあったら、いつでも聞いてね」だけではなく、上司や先輩が日頃から声かけをしています。

「今日は〇〇の仕事だったね」「困っていることはない?」と、出社時や、すれ違ったときに話しかけているのです。

こうした小さなコミュニケーションの積み重ねが、「ここでは安心して質問していいんだ」という感覚につながります。

私のYouTubeでも視聴者の方から「いつも声かけをしてくれる上司には、話しかけやすいし、相談もしやすいです」というコメントをいただいたことがあります。

「分からないことを聞ける」「失敗したときに相談できる」「自分を気にかけてくれる人がいる」そんな人間関係も、新入社員の成長を支える大切な土台です。

小さな声かけが、職場の孤独を減らす第一歩になるかもしれません。

まとめ

2026年卒の新入社員の約5人に1人が職場で孤独を感じ、理由の最多は「みんな忙しそうで、話しかけづらい・質問しづらい」でした。孤独を感じる人の41.6%が「3年以内しか働かないと思う」と答えています。「いつでも聞いてね」と待つだけでなく、上司や先輩から声をかけることが、安心して質問できる職場につながります。

この記事の著者

太田章代

太田 章代

アイキャリア株式会社 代表取締役

愛知県岡崎市出身。広告代理店の営業で6年間売上トップになり、統括本部長としてマネジメント業務も経験。2006年人材育成事業で独立。全国の企業様でコミュニケーションスキルアップ等の研修や講演に2,000回以上登壇。受講者は延べ50,000人を超える。著書2冊、YouTubeチャンネル「ビジネスコミュニケーション術」は登録者4.1万人。テレビ、ラジオ出演などメディアからの取材も多い。

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