できる人の敬称の使い方【ビジネスマナー】
2022年12月15日 2024年03月29日 ビジネスマナー
仕事で人を呼ぶときや、メールやビジネス文書で宛名を書くときなど、覚えておきたいのが敬称・呼称です。間違えた呼び方で相手に失礼になることがあるため、注意が必要です。
ここでは、社会人として身につけておきたいビジネスマナーのひとつ、敬称・呼称についてご紹介します。
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敬称(けいしょう)とは
1.「様」「先生」「御中」など名前や肩書きの後ろにつけて、相手への敬意を表したもの 2「貴殿」「貴社」など相手または相手の事物について敬意を表したもの
呼称(こしょう)とは
名をつけて呼ぶこと。また、その呼び名のことです。
複数の相手に対してつける敬称
「各位」
例/取引先各位、関係者各位、株主各位 など
「各位」には皆様方という意味があります。ビジネスメールで複数の人に同じ文章を一斉に送信するとき等に使います。「取引先各位様」は「各位」と「様」で二重敬語のため、「様」はつけずに使用しましょう。
社名につける敬称
「御中」
例/株式会社日本商事 御中
ビジネス文書や封筒の宛名が社名のときのみに使います。組織内のすべての人を指す敬称で、組織内の人宛という意味合いです。「株式会社日本商事 御中 課長 佐藤広志 様」のように、「御中」と「様」の併用は間違いです。宛名に個人名がある場合は、「株式会社日本商事 課長 佐藤広志 様」と「様」のみを使用します。
役職名の使い方
「〇〇部長」
例/鈴木部長、田中課長
「係長」「課長」「部長」など役職名は、敬称の意味が含まれてします。「鈴木部長様」のように「様」をつけると二重敬語のため使用は避けましょう。
口語と文語の使い分け
口語とは「話し言葉」で、会話をするときの言葉です。文語とは「書き言葉」でメールやビジネス文書などで使う言葉です。敬称には、口語と文語に使い分けられている言葉があるので、みていきましょう。
自分側と相手側の呼び方
お客様や他社の人と会話やメールでやり取りするときは、自分側の人と相手側の人の呼び方が異なるため注意が必要です。私の知人が取引先に商品の納品に行ったところ、対応した新人に「何様ですか?」と聞かれたそうです。「どちら様ですか?」の間違いだと思いますが、モヤモヤしたと言っていました。相手に失礼にならないように、呼び方は頭に入れておきたいですね。
まとめ
敬称・呼称の使い方を間違えると、本人だけではなく会社も常識がないと思われかねません。相手に失礼がないように、しっかり覚えておきましょう。
執筆者プロフィール
- 新人育成トレーナー
アイキャリア株式会社太田 章代 - 企業・団体でのコミュニケーション研修、ビジネスマナー研修など、2,000回以上(2023年現在)登壇。 プロフィール詳細
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