
職場で働く上で最初にするのが新入社員の自己紹介です。今後お世話になる上司や先輩に良い印象を持ってもらえるような自己紹介ができれば、新しい職場に溶け込みやすくなります。
「とはいえ、自己紹介は何を言えばいいの?」と不安に思っていませんか。自己紹介を事前準備して練習しておけば、堂々と自己紹介ができるようになりますので、安心してください。
これよりは、配属先で新入社員挨拶をするときのコツと例文をご紹介します。
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動画でも学べます。聞き流すだけでも理解できますよ!
1. 新入社員が自己紹介をするタイミング
2. 職場の皆様が評価している
3. 自己紹介の身だしなみ3つのポイント
4. 自己紹介で話す時の3つのポイント
5. NGな話しの内容
6. 話しの内容と順番
7. 感じの良い挨拶例文3選
8. 緊張せずに挨拶するには
9. まとめ
新入社員が自己紹介をするタイミング
会社の規模や新入社員の人数にもよりますが、挨拶をする場面が複数回あります。例えば「はじめて新入社員が集まるとき」「全体朝礼」「部署ごとの朝礼」「歓迎会」「お客様のところに同行するとき」などです。すべて自己紹介の内容を変える必要はありません。しかし、歓迎会などは柔らかく自己紹介をするなど、その場に合った自己紹介ができるといいですね。
職場の皆様が評価している
職場の上司や先輩は、どんな新人と一緒に仕事をする事になるのか期待しています。『評価されている』なんてプレッシャーを掛けてしまいますが、実際に評価をするつもりはなくても、勝手に自己紹介を第一印象として評価してしまうのが人間です。
自己紹介をした後に、職場の皆様にどう思われたいですか?
「元気な新人が入社してきたね」「しっかりしてそうな新人で良かった」「あの笑顔ならお客様にも好かれそうだね」と高評価を得たいところです。
「今年の新人は暗そうだね」など、ネガティブなイメージを持たれないためにも、自己紹介のコツを掴んでおきましょう。

自己紹介の『身だしなみ』3つのポイント
身だしなみは無言の自己紹介です。自己紹介をする前に、見た目で人柄を判断されます。仕事に対する前向きな姿勢を身だしなみで表現しましょう。
当日ボタンが取れかかっていることに気づいても、直す時間がないかもしれません。自己紹介の前日にしっかり服装をチェックして、シワはアイロンをかけておきましょう。準備が整っていると心に余裕が生まれます。
2.スーツやジャケットの前のボタンは留めておく
人前で話すときは、きちんとしている印象を持たれるためにもボタンは留めておきます。2つボタンの場合は上1つ、3つボタンの場合は上2つを留めます。前が開けっ放しだと、だらしない印象を持たれてしまいます。
3.髪型、靴、つめなど細部も意識する
自己紹介は短い時間ですが、注目をされます。見られているという意識を持ち、服装だけでなく細部にも気を配り、誰からも清潔感があると思われる身だしなみを整えましょう。
自己紹介『話し方』の3つのポイント

せっかく自己紹介の内容を考えて練習しても、聞き手に聞こえなければ意味がありません。ボソボソ小さい声で話すと「元気がない」「自信がなさそう」というイメージを持たれてしまいます。
2.顔をあげて聞き手の目を見て話す
話している間ずっと下を向いていたり、どこを見ているか分からないのは、心を閉ざしている印象を持たれます。聞き手に目線を送り、コミュニケーションを取りながら話すと好印象です。
3.表情、姿勢にも気をつける
表情は笑顔で、姿勢は真っすぐ立って話します。フラフラ動く、手を後ろに組む、猫背などは「落ち着きがない」「自信がない」印象に思われてしまうので、気をつけましょう。
NGな話しの内容
自己紹介は明るく未来に向かって話すのが基本です。ネガティブな言葉で笑いを狙っても、変な空気になりますのでやめておくのが無難です。
例「太り気味なので、一生懸命働いて痩せます」
後ろ向きな発言
例「通勤時間が片道1時間なので、朝起きれるか心配です」
話しの内容と順番
それでは、いよいよ自己紹介で話す内容について見ていきましょう。
自己紹介は1分程度で、短く簡潔に話します。話す順番は、以下の通りです。
① 名前
② 自己紹介(人柄がわかる内容)
③ 今後の抱負
④ ご指導のお願い
②の自己紹介の部分は色々なバリエーションがあると、場面ごとに変更ができて便利です。
・大学の専攻科目
・クラブ活動やサークル活動
・アルバイトで培ったこと
・趣味、特技
・保有資格
・これまで頑張ってきたこと
上記のような過去の出来事を話して、どんな人柄なのかが分かると、職場の人から親近感を持っていただけます。

感じの良い挨拶例文3選
それでは、上記の『話しの内容と順番』に当てはめた例文を3つご紹介します。
「本日からお世話になります〇〇〇〇(フルネーム)と申します。△△大学で□□を専攻しておりました。特技は子どものころから15年間続けている書道です。ですので封筒の宛名書きはお任せください。一日も早く仕事を覚えて、会社の発展に貢献できるように頑張ります。どうぞご指導のほど、よろしくお願いいたします。
このたび入社しました〇〇〇〇(フルネーム)と申します。地元〇〇市出身です。趣味はカフェ巡りで、私のおすすめは〇〇市にある△△というカフェです。良いカフェをご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えていただけると嬉しいです。今後何かとご迷惑をお掛けすることもあると思いますが、精一杯頑張りますので、ご指導のほどよろしくお願いいたします。
はじめまして。〇〇〇〇(フルネーム)と申します。〇〇で有名な△△市出身です。学生時代はスキー部に所属していました。寒さには強いので、雪が降った日は積極的に雪かきをしようと思います。この業界に以前から大変興味があり、入社できて大変光栄です。一日も早く仕事に慣れて、責任がある仕事を任せられるように頑張ります。色々ご指導いただくと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
緊張せずに挨拶するには
緊張を押さえるためには練習あるのみです。自己紹介を200文字以内で書き出して、見ずに話せるように最低10回は練習してみてください。練習するときには、一人で壁に向かって練習するより、家族や友人を上司・先輩だと思って練習する方が効果的です。家族や友人からアドバイスをもらったり、スマートフォンなどで動画に撮って見ると改善点が見つかります。本番までに改善しておくと自信がつき緊張が和らぎます。
まとめ
基本的に職場の上司や先輩は、新人を温かく迎え入れてくれるので、ガチガチにならずに明るく自己紹介できれば問題ありません。もし自己紹介に失敗しても、仕事ができなくなるわけではありません。しっかり準備を整えて、あなたらしく自然体で自己紹介してみてくださいね。