ビジネスシーン別『好印象な挨拶』11選【ビジネスマナー】

2022年01月26日 2023年12月19日 新入社員向けビジネスマナー

日本一気さくで身近な研修講師を目指している、太田章代です。

仕事では人間関係を円滑にする上で、挨拶をしっかりすることは必要不可欠です。社会人にとって挨拶は当たり前のことですが、当たり前のことを徹底的にすることが重要です。

これよりは、挨拶の基本マナーと、日常業務の中でのシーン別に挨拶ことばをご紹介します。

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太田章代
動画でも学べます。聞き流すだけでも理解できますよ!

挨拶の意味

「挨拶」という漢字には意味があります。

「挨」・・・押す 「拶」・・・迫る

心を押して、相手に迫る。要約すると『心を開いて、相手の心に近づく』という意味があります。自分から心を開いて挨拶すると、相手も心を開いて挨拶をしてくれます。

反対に挨拶をしても相手に無視された時は、心が閉じて相手との心の距離も遠くなります。挨拶がきちんとできない人は、良好な人間関係を築くことが難しいということです。

挨拶の基本マナー

社会人であれば挨拶は、ほとんどの方がしていると思います。しかし、気持ちの良い挨拶が出来ている人は少ないものです。

相手から好印象を持たれる挨拶の仕方を5つご紹介します。

1.自分から先に挨拶をする

相手の姿を見つけたら、自分から挨拶をします。これは個人的に一番重要だと感じています。挨拶はしていても挨拶のタイミングが遅いと、消極的な印象になってしまいます。

いつでも自分から積極的に挨拶をするようにしましょう。

2.明るい声でハキハキと

相手の目を見ながら、明るく挨拶をします。明るく挨拶をすることは、まだ仕事を覚えていない新人に、求められていることです。挨拶をしていても、声が小さくて相手に聞こえていなければ、していないのと同じです。

また、明るく挨拶することにより、社内の雰囲気が良くなります。恥かしがらずに、明るく元気に挨拶するようにしましょう。

3.社内では知らない人にも挨拶をする

社内で知らない人に会った場合でも、しっかりと挨拶をします。取引先の人や、他部署の人、業者の人など、会社に関係している人しか社内にいません。

相手が挨拶をしてくれるのを待つのではなく、自分から笑顔で気持ちの良い挨拶をしましょう。

4.ながら挨拶をしない

パソコンを打ちながら、掃除をしながらなど、〇〇しながら挨拶をするのは相手に対して失礼です。

挨拶をする時は一旦手を止めて相手を見て挨拶をします。

廊下でお客様や上司と会った時は、歩きながらはやめて、一度立ち止まってから挨拶をするようにしましょう。

5.挨拶の後にお辞儀をする

挨拶とお辞儀はセットです。一番丁寧なお辞儀は、言葉を発してから頭を下げる「先言後礼」です。

例えば、「いつもお世話になっております」と相手の目を見て挨拶した後にお辞儀をすると、丁寧な印象になり、気持ちが伝わります。

『社内』の人との挨拶

それでは、社内の人には、どのタイミングでどのような挨拶をするのか見ていきましょう。

1.出社した時

「おはようございます」

朝『今日一日がんばります』という気持ちを込めて挨拶をします。

2.勤務中

「お疲れ様です」

基本的に、朝は「おはようございます」と挨拶をしますが、昼や夜は職場の人に「こんにちは」「こんばんは」は使いません。廊下で職場の人とすれ違うときは「お疲れ様です」と挨拶をします。

また、お客様には「お疲れ様です」は使わないので、お気をつけください。基本的にお客様には「こんにちは」「お世話になっております」と挨拶をします。

3.離席をする時

「お昼に行って参ります」 「会議の準備に行って参ります」

離席するときは、自分がどこに行ったのかが分かるように、周りの人に伝えてから離席します。

4.外出する時

出かける人「行って参ります」 社内にいる人「行ってらっしゃい」

直属の上司に、どこに行き、何時に帰社するのか伝えておきます。また行き先、帰社時間を記入するホワイトボードがある場合は忘れずに記入します。

5.外出先から戻った時

戻ってきた人「ただいま戻りました」 社内にいる人「お帰りなさい」

「ただいま~」はカジュアルなので、仕事での挨拶ことばを使用します。

6.退社する時

帰る人「お先に失礼いたします」 社内にいる人「お疲れ様でした」

帰社する前に直属の上司に「本日の業務が終了しましたので、お席に失礼いたします」と伝えた後、自分が帰ったことが分かるように、全体に向けて挨拶をします。

『社外』の人との挨拶

続きまして、社外の人との挨拶を見ていきましょう。

1.初対面の人と会った時

「はじめまして」

初対面の人は挨拶ひとつで、第一印象が大きく変わります。相手に好印象を持ってもらえたら、今後の仕事もスムーズにいきます。

2.取引先の人に会った時

「お世話になっております」

「お世話になっております」は基本的に社外の人に対して使う言葉で、社内の人には使いません。初対面でも、会社としてすでに取引がある場合は使っても問題ありません。

3.部屋へ入る時

「失礼いたします」

訪問先のオフィスや応接室、会議室に入る時は「失礼いたします」と一礼して入ります。

4.お客様が来訪された時

「いらっしゃいませ」 「こんにちは」

最初の挨拶は、会社の印象を左右します。『挨拶ができるしっかりした会社』と思われるようにウェルカムな気持ちで挨拶をします。

5.久しぶりに会った時

「ご無沙汰しております」

「お久ぶりです」はビジネスでは少しカジュアルなため、「ご無沙汰しております」と挨拶をします。

まとめ

挨拶は人間関係を築く上で『とても重要』とわかっていても、しっかりできている自信がある人は少ないものです。面識のない人、苦手な人にも、自分から積極的に挨拶をして心を開けば、相手も心を開いてくれ、コミュニケーションが円滑にいくかもしれません。

『いつでも』『どこでも』『誰にでも』挨拶を徹底的にするように、意識をしましょう。


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