絶対してはダメ!ビジネスメール「To」「Cc」「Bcc」の注意点|勝手にCcをつけたら相手を不快にさせていますよ

2020年11月24日 2023年10月27日 ビジネスマナー

太田章代
執筆者:新人育成トレーナー 太田章代
日本一気さくで身近な研修講師を目指している、太田章代です。

メールは、仕事で必要なコミュニケーションツールです。

一度に多数の人にメールを送ることができ便利ですが、配慮がないと相手を不快にさせていることもあります。私は企業で研修講師をしていますが、メールの送り方に関しての問題を耳にすることがあります。

これよりは、ビジネスメールの「To」「Cc」「Bcc」注意点をご紹介します。

YouTube版も公開しています

動画でも学べます。聞き流すだけでも理解できますよ!

「To」の注意点

「To」は直接対応する相手に送るときに使用します。

メインの宛先ですが、メインで対応する人が複数人いるときは、「To」を複数にしても構いません。「Cc」にすると、参考に送りますという意味があるので、相手が真剣に読んでくれないこともあります。またメインで対応していたのに、「Cc」で送ると補助的な感じに捉えられ不快な思いをさせてしまう可能性もあります。

「Cc」の注意点

「Cc」は情報を共有したい人に参考に送ります。

メールアドレスが送信先に表示されるため、受信者が知らないメールアドレスが入っていると「この人、誰?」と不信感を持たれることもあります。受信者が知らないメールアドレスを「Cc」で入れる場合は、『情報共有のため、弊社課長の渡辺をCcに入れております。ご了承くださいませ』と一言あると丁寧です。

また内容に全く関係ないのに、『とりあえずCcを付けておけば、情報共通になるだろう』と人を巻き込むのは、Ccを付けられた人が嫌な思いをしている事があります。情報共有が必要ないメールを見るのは、無駄な時間です。送信前に、『本当にこの人に情報共有が必要なのか』考えてから送るようにしましょう。

太田章代
Ccをつける時は受信者がどう感じるかも配慮しましょう

また、送信する時はメインの宛名の下に、Ccの宛名も以下のように書きます。

日本商事株式会社 伊藤啓介 様 (Cc: 鈴木一郎様、弊社 渡辺)

Ccをが入ったメールに返信する時は、基本的に『全員に返信』で送るのがマナーです。ただし、単なる「案内」や「お知らせ」などは、『全員に返信』をする必要がないこともありますので、内容により返信先を考えましょう。

「Bcc」の注意点

「Bcc」は他人に知られずに情報共有をしたいときに使用します。

受診者からアドレスを見ることができないので、複数人に一斉にメールを送りたいときにも便利です。Bccに入れるはずだったのに、Ccで送ってしまい個人情報を漏えいしてしまったケースもありますので、十分注意しましょう。

まとめ

太田章代
「To」「Cc」「Bcc」についておさらいです。

「To」はメインの相手に使う。

→ 複数人でも可能なので、メインの人は全てToで送る

「Cc」は情報共有したい相手に使う。

→ 受信者が知らない人をCcに入れる場合は了承をもらう一文を入れる → Ccをつける相手を選んでつける → 送信する時はメインの宛名の下に、(Cc:鈴木一郎様、弊社 渡辺)と書く → Ccが付いてきたメールは『全員送信』で返信する

「Bcc」は他人に知られずに情報共有をしたいときに使う。

→ Bccで入れるはずがCcで送ってしまい、個人情報漏えいでとトラブルになることがあるので、送信時には細心の注意を払う

「To」「Cc」「Bcc」の使い方ひとつで、受信者への気遣いを届けることができます。 使い方を間違えると、相手に不快な思いをさせていることがあります。十分注意して送信するように心がけましょう。

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執筆者プロフィール

新人育成トレーナー
アイキャリア株式会社
太田 章代
企業・団体でのコミュニケーション研修、ビジネスマナー研修など、2,000回以上(2023年現在)登壇。 プロフィール詳細

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