太田章代
太田章代
執筆者:ビジネスコミュニケーション専門家 太田章代
日本一気さくで身近な研修講師、太田章代です。
職場で人間関係を円滑にするためには、異性とのコミュニケーションも重要です。男性だから、女性だからというものではなく、お互いの思考傾向を理解するということが必要です。

私は企業でコミュニケーション研修を行っています。そのため職場での男女間のコミュニケーション問題についてアンケートをとり、研修に反映させてきました。

これよりは、問題になっているトップ3とその改善策についてご紹介します。職場での異性とのコミュニケーションにお役立てください。

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動画でも学べます。聞き流すだけでも理解できますよ!

「女性は男性よりもよくしゃべる」は間違っている

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が「女性が多い会議は時間が長い」と発言したことが女性蔑視だと問題になり、会長を辞任しました。

男性に比べて女性の方が、会話力が高いことは科学的にも実証されていますね。しかし、それが「話が長い」「しゃべりすぎ」につながっているかというと、そうではありません。世界中の数多くの研究で、男性を方がよくしゃべると結論づけています。

2012年に発表されたブリガムヤング大学とプリンストン大学の研究によれば「男性が多数を占める会議において、女性一人当たりの発言時間は男性一人当たりが話した時間の75%しかなかった」という結果でした。

ちなみに『男性は権力を持つほど話が長くなり、女性が話すとそれを遮る』ことが多いと研究で裏付けられているそうです。男性管理職の皆様、気をつけてくださいね。

職場の男女間コミュニケーション問題トップ3

建築業、印刷業、ガス業、飲食業、製造業の約300名の男女の皆様から現場の生の声をいただきました。

Q.異性とのコミュニケーションで取りづらいと感じる具体的原因は?男性社員の回答(女性社員に対して)

3位 人の好き嫌いが激しい
2位 話の結論がわからない
1位 話しかけづらい

ちなみに「話が長い」が4位でした。森喜朗氏と同じことを思っている人が多いのも確かです。ただ森氏はオフィシャルの場で言ってしまった事に問題がありますね。

1位の『話しかけづらい』原因は「いつも不機嫌そうな顔をしている」「仕事をお願いすると嫌そうな顔をする」「話しかけると怒られそう」などのご意見がありました。

女性社員の改善ポイント
感情をストレートに表現する女性社員に、男性社員は苦手意識があるようです。気分が態度や顔に出たりしないことも、周りから信頼される一つの要素です。忙しくて断りたい仕事でも、まずは「承知しました」からはじめて「ただ、本日は難しいです。明日ならできますがいかがでしょうか」と代替案をプラスすると好印象です。

女性社員の回答(男性社員に対して)

3位 上から目線
2位 話しかけづらい
1位 気遣いができない

男性社員の改善ポイント
気遣いといってもお菓子を差し入れする等、ゴマをするようなあからさまな気遣いは不要です。女性社員に仕事をお願いしたときに「助かります。ありがとうございます」と感謝を伝えたり、「今日の商談どうでした?」など気にかけて声をかける等です。自分中心に動いてしまうと「気遣いのできない人」のレッテルを貼られてしまうのでお気をつけください。

異性とコミュニケーションが取りづらいことはありますか?

上記の質問に「はい」と答えた方が男性13%、女性16%でした。思ったより異性とのコミュニケーションに困っていないという結果でした。同性の方がコミュニケーションを取るのが難しいと感じている人もおり、男女関係ないことが分かりました。

まとめ

アンケートの結果を見ると、男女差というより個人差でコミュニケーションが上手くいかないと感じているようです。男性、女性と分けるのも古い時代になりましたので、お互いに個性を理解し合って働きやすい職場づくりをしたいですね。

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