
あなたは仕事で自分の言いたい事が相手に上手く伝わらないという事はありませんか。
仕事では、毎日のように人に伝える場面があるため、簡潔にわかりやすく伝えたいものです。
今からお伝えするホールパート法は、
□話が長くなりがち
□結局、何が言いたいの?と言われる
□話しがあちこちに飛んでしまう
というお悩みを解決します。
ここでは、型にあてはめるだけで説明上手になる『ホールパート法』をご紹介します。
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『ホールパート法』とは
ホールパート法は「全体」→「部分」→「全体」の順番で話す話法です。伝えたい事柄が複数ある場合に使います。
Whole (ホール)・・・全体を説明
□□についてお伝えしたい事が3点あります。
1点め○○ 2点め△△ 3点め××です。
Part(パート) ・・・部分を説明
1点目の○○の具体的な内容
2点目△△の具体的な内容
3点目××の具体的な内容
Whole(ホール) ・・・全体を説明
以上、□□について3点お伝えしました。
ホールパート法のメリット
ホールパート法を使うことで得られるメリットが3つあります。
1.聞き手の理解度が向上する
はじめに全体像を伝えることで、聞き手は話の内容を整理しやすくなります。また、最後に再度全体像を話すことで、相手の印象に残りやすくなり理解が一層深まります。
2.話し手が説明内容を整理できる
話すポイントを整理し、要点をまとめることができます。相手に時間を取らせないためにも、伝えたいことは事前に準備をしておくようにします。
3.説明の時間短縮ができる
言いたい事が整理されているため、説明が簡潔にわかりやすくなり時間短縮ができます。話が長くなりがちだと自覚症状がある方は、「部分」の説明を必要な情報だけ簡潔に伝えるようにします。
仕事での活用場面
ホールパート法は仕事でも、色々な場面に活用することができます。こんな場面で使うと効果的です。
・商談相手へ自社商品の説明をする
・社内で上司に報告をする
・人前でプレゼンテーションをする
・ビジネスメールなどの文章 など
ホールパート法を使った伝え方例
商品説明の場合
Whole(ホール) 全体
弊社が新しく開発したドライヤ―のメリットを3つご紹介します。
1つめ「短時間で乾く」、2つめ「頭皮に優しい」、3つめ「髪にツヤが出る」という事です。
Part(パート) 部分
それでは具体的にドライヤーのメリットをご説明します。
1つめ「短時間で乾く」についてですが、新開発のファンモーターで風速が高まり、すばやく髪を乾かします。
2つめ「頭皮に優しい」についてですが、センサーで頭皮が熱くなりすぎることを防ぎ、頭皮へのダメージを守ります。
3つめ「髪にツヤが出る」についてですが、仕上げにイオンモードで髪全体に使用すると、しっとりツヤが出てきます。
Whole(ホール) 全体
以上、弊社の新商品のドライヤー3つのメリットは、1つめ「短時間で乾く」、2つめ「頭皮に優しい」、3つめ「髪にツヤが出る」です。ぜひ、購入のご検討をよろしくお願いいたします。
上司へ報告する場合
Whole(ホール) 全体
〇〇課長、報告が3件ございます。
Part(パート) 部分
1件め、ご依頼いただいた日本商事様への納品が完了しました。
2件め、プレゼン資料ができましたので、ご確認をお願いいたします。
3件め、メモを置いておきましたが、佐藤産業様へお電話をお願いいたします。
Whole(ホール) 全体
以上、3件ご報告でした。
まとめ
ホールパート法は
・「全体」→「部分」→「全体」の順番で話す話法
・伝えたい事柄が複数ある場合に活用できる
ホールパート法は、仕事の限られた時間の中で、複数の事を伝えるときに非常に効果的です。自分でも何を言っているのか分からなくなってしまう場合は、ホールパート法を身につけ、話す内容を準備してから相手に伝えるようにしたいですね。