太田章代
太田章代
執筆者:ビジネスコミュニケーション専門家 太田章代
日本一気さくで身近な研修講師、太田章代です。
先日、東京のSMBCコンサルティング様でアサーティブ・コミュニケーション研修をさせていただいたときのことです。20代後半の男性が「うちの上司は言うことがコロコロ変わります。いつもの事だから何も言わないですが・・・」とおっしゃっていました。

実は、このような問題はトップ3に入るくらいよく聞きます。上司の言うことがいつも違うと、「結局どうしたらいいの?」と部下としては困ってしまいますよね。これでは仕事もはかどらないですし、何よりも上司に不信感を抱いて人間関係が悪くなります。

これよりは、言うことがコロコロ変わる上司に対して、どのように対応したらよいのかをご紹介します。

YouTube版も公開しています

動画でも学べます。聞き流すだけでも理解できますよ!

NGな対応

上司の言っていることが変わったときに、してはいけない対応法が2つあります。

1.何も言わない(我慢型)

『言っても仕方ない』『こういう人だから』と諦めたり、もめたくないので何も言わないのはNGです。自分が我慢すれば済むことですが、知らないうちにストレスが溜まります。
自分の気持ちを伝えないと、何を考えているかわからない人になってしまいます。

2.感情的に自分の気持ちを伝える(主張型)

「前はこうやって言っていましたよ」「前と言っていることが違います」と、自分の意見を感情的に言ってしまうのはNGです。我慢するストレスはありませんが、上司がムッとしてしまいます。ストレートに言い過ぎると、上司との人間関係が悪くなる可能性があります。

ベストな対応

自分の気持ちと上司の気持ち、双方を尊重できるコミュニケーション
相手の状況や心情も考えた上で、自分の気持ちを率直に伝えることがベストです。
上司の話を聞き、自分の意見も言うようすると、相互理解が深まり良好な人間関係を築くことができます。

・上司は何か理由があって言うことが変わっているかもしれない
・状況により言うことが変わることはあるかもしれないから確認しよう
・自分の理解不足かもしれない
・理由がわからないから聞いてみよう
・自分の気持ちを伝えて理解してもらおう

人間関係を悪くしない『対応フレーズ』

自分と上司の双方の気持ちを尊重した伝え方をしましょう。伝えるときは感情的にならずに、冷静に伝えてくださいね。以下3つの対応フレーズは、状況により使いやすフレーズを使ってみてください。

■想定ケース
上司が朝礼で「下半期は値引きしない方針でいきます」と話していた。自分もそのつもりでいたが、契約が取れなかったときに上司から「今後は値引きをして契約を取るように」と言われた。

1.「承知しました。ところで~」

まず「承知しました」から入ることで、上司は自分の意見を受け取ってくれたと感じます。その後の接続詞に「でも~」「しかし~」を使うと反論しているように感じるので「ところで~」を使いましょう。

伝え方例/
承知しました。今後は値引きを考えてみます。ところで、以前値引きをしない方針でいくとおっしゃっていたと思いますが、変更という事でよろしいでしょうか」

2.「私の聞き間違いかもしれませんが」

上司も人間ですから、言ったことを忘れていることもあります。このフレーズは上司に恥をかかせないように配慮した伝え方です。

伝え方例/
「承知しました。私の聞き間違いかもしれませんが、たしか値引きはしない方針でいくとおっしゃっていたと思います。今後は値引きも考えてよいということでよろしいですか」

3.「理由を教えていただけないでしょうか」

理由なく言うことが変わる上司もいます。上司を攻撃するということではなく、理由を聞くことで自分も納得して仕事に取組むことができます。

伝え方例/
「承知しました。ところで、以前は値引きをしない方針と伺いましたが、現在の動向を把握したいので、値引きしてもよくなった理由を教えていただけませんか

まとめ

【言うことがコロコロ変わる上司への対応法】

NGな対応・・・我慢して何も言わず上司を嫌いになる、自分の気持ちをストレートに伝えて上司をムッとさせる

OKな対応・・・上司の気持ちも理解して、自分の気持ちを冷静に伝える

上司を変えることはできません。上司へ自分の気持ちを上手く伝えることで人間関係を円滑にして、自分のストレスを軽減していきましょう。

研修実施報告一覧リンク 研修資料ダウンロードバナー ビジネスマナー研修実施ガイド下部バナービジネスマナーメールセミナーリンク