「説明が上手く伝わらない」と悩んでいませんか。
ビジネスで相手に伝えた時に「結局何が言いたいの?」「わかりやすく説明して」と言われた事がある方におすすめしたいのが「ホールパート法」という話法です。
ホールパート法は①全体②部分③全体の順番で話す話法です。

私は研修講師として、日々受講者の皆様に伝える仕事をしています。その中で相手に伝わる話し方について研究をしてきました。プレゼンテーション研修で「わかりやすい話し方」をするためにお伝えしているのが『ホールパート法』です。

ビジネスでお客様に説明をする、上司に報告をする等の場面では、相手の時間をなるべくとらせないようにしたいものです。

このホールパート法は型にあてはめるだけで簡単に
・聞き手の理解度が向上する
・話し手が説明内容を整理できる
・説明の時間短縮ができる

こんなメリットがあるので、自分の説明がなかなか相手に伝わらないと思っている方はぜひ参考になさってください。

人は短時間で同時にたくさんの記憶ができない

商品説明などで、自社の商品の良いところをたくさん伝えたい時があります。しかし、人はたくさんの事を同時に記憶できないので、要点を3つに絞ることをおすすめします。例えば「本日のおすすめのデザートは、チーズケーキ、パンナコッタ、ティラミス、アップルパイ、プリン、ガトーショコラ、フルーツタルト、シフォンケーキ、スフレです」と言われたら思考が停止してしまいますよね。説明は相手に伝わらないと意味がありません。あれもこれも伝えたい気持ちはわかりますが、要点を3つに絞って説明しましょう。

『ホールパート法』とは

ホールパート法は①全体 ②部分 ③全体 の順番で話す話法です。

Whole 全体(結論)・・・「□□について重要な事が3点あります」

→ 話したい事の全体像を予告します。相手は何を話すのかわかると頭の中が整理できます

Part 部分(詳細)・・・「1点め○○ 2点め△△ 3点め××です」

「1点目の○○の具体的な内容、2点目△△の具体的な内容、3点目××の具体的な内容」
→ 数字をつけて一つひとつ説明していくことで、論理的に話を展開することができ、相手の理解度もグッと向上します

Whole 全体(結論)・・・「以上、□□について3点の重要な事をお伝えしました」

→ 最後に話の内容をまとめることで、言いたい事がより伝わりやすくなります

説明が伝わらない例

「キンクマと呼ばれているハムスターは、顔がクマに似ていてテディベアみたいでとても可愛いです。また、しぐさが愛くるしく、特に両手でごはんを食べているところや、伸びをする仕草を見ているだけで癒されます。人になつきやすいので、ひざの上にのったり、ごはんをちょうだいとおねだりしてきたり、寄ってくるのでメロメロになります。だからハムスターが大好きです」

→「ハムスターが大好き」という結論が最後にきていて、何を言いたいの分かりづらくなっています。また言いたいことを羅列しているだけなので、相手の頭の中で整理できずに、結果的に伝わらない。

ホールパート法にあてはめた例

Whole 全体

私はハムスターが大好きです。

Part 部分

ハムスターが好きな理由は3つあります。

1つめ、顔がクマに似ている
2つめ、しぐさが愛くるしい
3つめ、人になつきやすい

というところです。具体的にお話すると、

1つめ、顔がくまに似ている

キンクマと呼ばれている種類のハムスターは、テディベアに似てとても可愛いです。

2つめ、しぐさが愛くるしい

特に、両手でごはんを食べているところや、伸びをする仕草を見ているだけで癒されます。

3つめ、人になつきやすい

ひざの上にのったり、ごはんをちょうだいとおねだりしてきたり、寄ってくるのでメロメロになります。

Whole 全体

以上私が、ハムスターが大好きな理由を3つお伝えしました。

型にあてはめるだけで簡単に説明が上手くなります。上手く説明が伝わらないと思っている方は、ぜひホールパート法をお試しください。

アイキャリア太田章代アイキャリア株式会社 代表取締役 太田章代
ビジネスコミュニケーション専門家、講演家

企業・団体でのコミュニケーション研修、ビジネスマナー研修など、1,600回以上登壇。個人の自立を目的として『コミュラボ』を立ち上げビジネスコミュニケーションを研究。コミュニケーション能力が最速で身につくように開発されたオリジナルメソッドで、職場の人間関係を改善するなど、好評を得ている。