会議で人の意見や決まったことに否定ばかりする人はいませんか。会議は主に未来に向けた建設的な案を決定する時間です。全てに対して否定的な人は、新しい事をするのが嫌で現状から変わりたくない人、または自分に自信がないため、人を否定して自分の力を誇示して満足感を得ているのかもしれません。いずれにせよ、個人の自己中心的な欲求は会議の障害になるため、ファシリテーター役の方は生産性の高い会議にするために対応が必要です。

否定ばかりする困ったさんへの対応法

1.根回し

会議前の事前準備の段階で、否定的な人に会議の目的や目標を伝えて、意見をいただきたいと伝えておきます。目的を達成するために、ご協力をお願いして、前向きな気持ちで会議に参加してもらうようにします。

2.ルールを決めておく

会議の進行上問題になりそうな事をあらかじめルールにしておきます。例えば
・人の意見を頭ごなしに否定しない
・反論がある場合は、飲み込んでしまわず自分の意見を伝える
・発言は手を挙げて議長が当ててから発言する

等、会議の配布資料に掲載して、会議のはじめに口頭で伝えるようにします。否定的な発言や態度が多い人がファシリテーター役の方より、年上の場合は注意がしづらいと思います。そんな会議が想定される場合には、事前に思い切ってルール化しておいて、ルール違反した時には、「〇〇さん、今日はこのルールがあるので申し訳ございません」とルールのせいにして伝えます。

3.目的・目標に立返る

人の意見を否定するだけで代替案を出さない場合は、否定している時間が無駄です。会議の目標を達成するところから脱線してしまっています。「〇〇さん、今日は△△という目標で進んでいますので、ご協力をお願いします」と目的や目標に立返り、脱線を元に戻します。

まとめ

会議での意見のぶつかり合いは悪いことではありません。ただ、相手の意見にかぶせて頭から否定したり、ネガティブな感情をあからさまに出すのは足を引っ張っていると思われても仕方ありません。否定的な方は年長者が多い傾向があるので、ファシリテーター役の方は言いづらいかもしれませんが、相手のプライドを守りながら謙虚に対応することで、協力者になるように巻き込む努力をしてみましょう。

アイキャリア太田章代アイキャリア株式会社 代表取締役 太田章代
ビジネスコミュニケーション専門家、講演家

企業・団体でのコミュニケーション研修、ビジネスマナー研修など、1,600回以上登壇。個人の自立を目的として『コミュラボ』を立ち上げビジネスコミュニケーションを研究。コミュニケーション能力が最速で身につくように開発されたオリジナルメソッドで、職場の人間関係を改善するなど、好評を得ている。