女性がリーダーに抜擢されたら確認したい3つのコト

2021年06月08日 2023年12月23日 その他

太田章代
執筆者:新人育成トレーナー 太田章代
日本一気さくで身近な研修講師、太田章代です。

国をあげて女性活躍推進と言ってはいますが、まだ日本の企業には女性リーダーが少ないのが現状です。それは働く環境の問題など様々な要因ありますが、ここでは女性自身の問題にスポットをあてたいと思います。

私は20年前、一般企業で主任⇒係長⇒課長⇒部長を経て社長になりました。その当時は女性リーダーが少なく、また女性リーダーを卑下する男性もいた時代で、嫌な思いもたくさんしました。現在はその頃に比べると女性活躍推進が進み、企業も積極的に女性リーダーを育成する姿勢があります。しかし、女性自身が「リーダーになりたくない」と思っているケースも少なくありません。

今回は『女性がリーダーに抜擢されたら確認したい3つのこと』をご紹介します。会社から「リーダーにならないか」と声がかかったとき、受けるかどうかの検討材料として、ぜひ参考になさってください。

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動画でも学べます。聞き流すだけでも理解できますよ!

1.なぜ自分をリーダーに抜擢するのか?

リーダーに抜擢されるには理由があります。「業務ができるところ」「コミュニケーション能力が高いところ」「人柄」などから、この人だったらリーダーに適任だと思い声がかかります。それはとても光栄なことなのです。自分では知らない一面を見て抜擢されているかもしれません。自分の持ち味を知る上でも参考になりますので、ぜひリーダーに抜擢した理由を聞いてみてください。

大企業の場合、女性の管理職比率をあげるためにリーダーとして適任でなくても、人数合わせのようにリーダーに抜擢する会社もあります。そんな場合は、自分がリーダーの資質を持ち合わせていない場合があり、役職だけ先行してその役目を果たせず苦しむ場合があります。人数合わせと感じた場合は、お断りすることも選択肢の中に入れた方がいいと思います。

2.自分に求められる役割は何?

例えば主任に抜擢されたら、主任の役割は今の業務にプラスして何があるのか明確に確認をします。役職者研修で立ち位置を勉強したり、役割を明文化してある会社もありますが、会社によっては役職だけつけて何をしたらいいのかはっきりしていないことも多くあります。

私がリーダーだったときは、何をしたらいいのか分からなかったので手探り状態でした。今思えば、確認をすれば良かっただけの事でした。まず役割を理解して、リーダーを受けるか検討してみましょう。

3.自分のためになるのか自問自答

現時点で自分にとってこの役目を引き受けるのは、「いい経験になるのか」長い目で見て自問自答してください。自分は将来どうなりたいのか、自分の本心を確認するよい機会です。

自分の本心を確認する上で大切なのが、「私にはリーダーなんて力不足」「私には人をまとめるなんて無理」とできる、できないで判断しないことです。誰でもした事がないことは苦手意識があります。それだけで、自分がステップアップする機会がなくなるのは大変勿体ないことです。

まずは「チャレンジしてみたいか」「自分を更に高めていきたいのか」「会社にもっと貢献したいか」、単純に「もっと稼ぎたいのか」でもいいのです。やってみたいか、やりたくないのかシンプルに自問自答してみてください。

まとめ

女性がリーダーになることを強制しているわけではありませんが、もっとリーダーとして活躍の幅を広げて欲しいと思っています。自分だけの業務をしているより、目線を高くしてチームや部署のことを考えるようになると、仕事のやりがいも増します。私がリーダーの立場になった経験からお伝えできることは「一度チャレンジしてみる価値はある!」という事です。

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