複数人との名刺交換マナー|いただいた複数の名刺はどこで持てばいいの?

2020年10月19日 2024年02月04日 ビジネスマナー

太田章代
執筆者:新人育成トレーナー 太田章代
日本一気さくで身近な研修講師を目指している、太田章代です。 1対1の名刺交換ならスマートにできるけれど、複数人と名刺交換すると焦ったり、これでいいのかな?と迷ったりしませんか。 『いただいた名刺はどこで持つの?』『机に並べるときはどうしたらいいの?』など、疑問はあるけれど、自己流で名刺交換している人は多いものです。 ここでは、複数人で名刺交換をするときの準備、順番、手順、並べ方までお伝えします。今後複数人で名刺交換をするときにスマートに好印象を残せる名刺交換マナーをご説明します。 YouTube版も公開しています
動画でも学べます。聞き流すだけでも理解できますよ!

【準備】人数分の名刺は出しておくの?

名刺交換挟む 相手の人数が分かっている場合はあらかじめ人数分の名刺を出しておきます。突然複数人と名刺交換することになった場合は、さっと数枚取り出します。準備した名刺は、名刺入れの間に挟んでおきます。

【順番】複数人に渡すときの順番はあるの?

複数人で名刺交換をする場合、渡す順番に気をつけましょう。順番のマナーは ・業者(目下)からお客様(目上)へ先に渡す ・役職の上の人から順番に交換する 4人で名刺交換をする例をあげます。 相手側(お客様)の上司・担当者 自社側(業者)の上司・自分 この場合は ①自社の上司と相手の上司 ②自社の上司と相手の担当者、自分と相手の上司 ③自分と相手の担当者 の順番に交換します。名刺交換がスムーズにいくように、役職順に並んでおきましょう。複数人いる場合には、名刺交換時の雑談は避けてスマートに全員が交換できるようにします。 名刺交換の順番

【手順】受け取った複数の名刺はどこで持つの?

名刺交換の手順は ① 名刺入れの間に挟んだ名刺から1枚取り出し名刺交換をします ② 相手から受け取った名刺は、名刺入れの上で受け止め挨拶が終わったら名刺入れの下で持ちます ③ 次に受け取った名刺は、先に受け取った名刺の下に持ち、これを繰り返します 慣れないと、自分の名刺と相手の名刺が混じったり、相手の名刺を大切に取り扱っていないように見えてしまうため、何度か練習をしておくと自信がつきます。

【並べ方】複数の名刺の並べ方はどうするの?

名刺交換をしたら、商談や打合せに入ります。その時にいただいた名刺を机上へ並べます。いただいた名刺をすぐに名刺入れにしまうのは失礼にあたるため気をつけましょう。名刺の並べ方は ・名刺が複数の場合は、一番役職が高い人の名刺を名刺入れの上に置き、他の名刺はテーブルへ座席順に横に置きます。 ・役職が高い人がわからない場合は全てをテーブルの上に並べても問題ありません。 ・書類を広げるなど、名刺を置くスペースを確保できない場合は「失礼いたします」と一言断ってから名刺入れにしまいます。 商談や打合せでは「鈴木係長はご覧になりましたか」など、相手の名前を呼ぶと相手との距離が近くなります。席順に並べて相手の顔と名前が早く覚わるようにしましょう。 名刺の置き方

まとめ

複数人で名刺交換をするときには、スピーディーかつ丁寧な名刺交換が求められます。複数人での名刺交換は、焦ることもあると思いますが『心は焦っても立ち振る舞いは丁寧に』を心がけましょう。周りの人にお待たせすることなく、スマートな名刺交換ができるといいですね。 研修資料ダウンロードバナー 研修実施報告一覧リンク

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