3密を避けた『研修アイスブレイク』3選
2020年09月02日 2024年08月26日 ビジネスコミュニケーション
研修で初対面人同士が集まる場合、会場が緊張感で張りつめていることありませんか。『アイスブレイク』はそんな堅苦しい雰囲気を氷(アイス)に例えて、それを溶かす(ブレイク)という意味があります。
研修の『アイスブレイク』と言うとゲームのイメージがあるかもしれません。実は研修のはじめに受講者同士で自己紹介をする、合間に休憩を入れる、途中でストレッチを挟むなどもアイスブレイクです。研修受講者が眠くならないように、研修に集中をできる環境をつくることも、研修講師の仕事です。
アイスブレイクをすると、①会話のきっかけになる ②心が開かれる ③お互いを理解できるというメリットがあり、研修中に発言しやすい環境をつくることができます。
これよりは研修で3密にならずに、初対面同士の心を溶かす簡単なアイスブレイクを3つご紹介します。
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動画でも学べます。聞き流すだけでも理解できますよ!
1.「〇〇と言えば?」定番を当てるゲーム
■人数 1チーム2~6人
■所要時間 5~10分
進め方
①「〇〇と言えば?」と質問します(例えば「おにぎりの具と言えば」など) ②5.4.3.2.1と、5秒数えている間に一番定番だと思うものを考えてもらいます ③講師が「せ~の」と言った後に、声を出して答えを言ってもらいます(書いてもらう場合は、用紙やペンを準備) ④チームで同じ答えの人数がチームのポイントになる(例/「おにぎりの具と言えば」の回答が鮭2人、梅3人だったら5点) ⑤ポイントを合計して一番点数の多いチームが優勝
チームやペアでコミュニケーションが取りやすいゲームです。お題をその時の季節や仕事に関することなど変えることにより、ワンパターンにならずに何回でもできます。
■お題例
「朝のごはんのおかずと言えば」 回答例/のり、鮭、目玉焼き 「おにぎりの具と言えば」 回答例/鮭、梅、おかか 「お弁当のおかずと言えば」 回答例/卵焼き、から揚げ、ウインナー 「卵料理と言えば」 回答例/目玉焼き、オムライス、オムレツ 「赤い(黄緑)食べ物と言えば」 回答例/トマト、いちご、梅干し 「夏(春秋冬)と言えば」 回答例/海、花火、スイカ 「お正月と言えば」 回答例/餅、お年玉、門松 「クリスマスと言えば」 回答例/サンタクロース、ツリー、ケーキ 「大阪名物の食べ物と言えば」 回答例/たこ焼き、お好み焼き、串カツ 「動物園の動物と言えば」 回答例/象、きりん、ライオン 「寿司ネタと言えば」 回答例/まぐろ、はまち、サーモン
※社内の研修なら、会社にちなんだお題でも盛り上がります 「社長と言えば」 「○○(商品)の売りと言えば」 「会社を色に例えると何色」
答えが合わなくても、面白い回答で笑いが起きることもあり、親密度が深まります。周りと答えを合わせにいき、正解しようとすることで一体感も生まれチームワークも良くなります。
2.「私こんな人です」自己開示ゲーム
■人数 1チーム2~6人
■所要時間 5~10分
進め方
①お題を出します(例えば「自分を動物に例えるなら」など) ②30秒考えてもらいます ③チームで1人ずつ発表してもらい、発表者に拍手をして次の人に進みます ④チーム全員発表したら終了
自己開示をして、人柄が分かるとコミュニケーションが円滑にいきます。研修でおこなうアイスブレイクは、ポジティブでワクワクするような自己開示が適してきます。
■お題例
「アフターコロナにしたいことは」 「1日で100万円使い切るなら」 「1ヵ月休みがあったら」 「神様が1つだけ願いを叶えてくれるとしたら」 「自分が日本の首相になったら」 「生まれ変わるなら誰になりたい」 「自分を動物に例えるなら」 「自分の性格を漢字一文字で表すなら」 「徹夜できるくらい没頭できることは」 「実は私〇〇なんです」 「私の武勇伝」
通常の自己紹介だと、「〇〇部署の△△です」「研修がんばります」など当たり障りのない自己紹介になります。お題を出すことにより個性豊かな発言が飛び出し、人柄が自然に分かり親近感がわきます。
3.数字の小さい順に並ぶ ジェスチャーゲーム
■人数 1チーム4~6人
■所要時間 5~10分
進め方
①お題を出します(例えば「自宅の郵便番号」など) ②講師の「スタート」の合図と共に立ち上がり、ジェスチャーのみで、お題の数字の小さい順に前から一列に並ぶ ③並んだら列の一番前の人が「はい」と返事をして手を挙げる ④1番並ぶのが早かったチームの答え合わせをする ⑤1番早く並んだチームに1ポイント ⑥何回か繰り返し、合計点が一番多いチームが優勝
数字の小さい順番に一列に並ぶゲームです。言葉と筆談を使わず、ジェスチャーでコミュニケーションを取ります。話さないので飛沫感染予防にも最適です。
■お題例
「お誕生月日」 「今日朝起きた時間」 「1~100の好きな数字」 「自宅の郵便番号」 「今まで海外旅行に行った国の数」 「今まで連続で寝た最高時間」
アイスブレイクを有効に使おう
企業研修は自分から積極的に参加していない人もいます。そんな人もアイスブレイクで笑ったり、楽しむことにより心が前向きになることもあります。チームのメンバー間の雰囲気が和らぐと、その後のグループワークも活発に意見が出るようになります。アイスブレイクを有効に使って、研修効果を高めていきましょう。
執筆者プロフィール
- 新人育成トレーナー
アイキャリア株式会社太田 章代 - 企業・団体でのコミュニケーション研修、ビジネスマナー研修など、2,000回以上(2023年現在)登壇。 プロフィール詳細
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