社内イベントでやってはいけない立振る舞い|歓送迎会・社員旅行などでの注意点【ビジネスマナー】

2023年07月14日 2023年10月27日 ビジネスコミュニケーション

太田章代
執筆者:新人育成トレーナー 太田章代
新入社員育成専門の研修トレーナー太田章代です。

新型コロナウイルス感染症が5類へ変更され、社内イベントが少しずつ増えてきました。私が研修に登壇している企業様も、歓送迎会や社員旅行を再開しています。

コロナ期間の約3年間イベントがほぼ無かったこともあり、会社で催されるイベントでどのように立振る舞いをしたらいいのか分からない人も多いのではないのでしょうか。

ここでは社内イベントに参加したときに失敗しないように、社内イベントの目的と、常識がない人と思われてしまうやりがちな立振る舞いをご紹介します。

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動画でも学べます。聞き流すだけでも理解できますよ!

社内イベントを開催する目的

社内イベントには、歓送迎会、社員旅行・新年会・忘年会など一年を通して色々なイベントがあります。また、社員全員集うイベントから、部署ごとにするイベントまで参加人数も様々です。

どんな社内イベントにおいても目的は『チーム力を高める』ことにあります。社内イベントで周りの人達と親睦を深めたり、日ごろ接点がない社員と交流して同じ企業で働く仲間だという一体感を持つことで、コミュニケーションが円滑になりチーム力を高めることができます。また、社員同士でコミュニケーションを取ることで、息抜きになりリフレッシュすることもできます。

社内イベントで注意したい立振る舞い5選

社内イベントに参加した際に、周りの人に失礼な立振る舞いをして後悔しないためにも、やってはいけない社会人の常識を知っておきましょう。

1.つまらなそうにしている

社内イベントに「参加したくない」と思っている人もいるでしょう。そう思ってしまうことは仕方がない事ですが、その気持ちをあからさまに表情や態度に出していると、周りの人から失礼な人だと思われてしまいます。そこで、せっかく参加するなら考え方ひとつで有意義な時間となりますので、意識を変えてみることをお勧めします。普段コミュニケーションを取っていない人と横のつながりができれば、仕事がしやすくなることは多々あります。

また、設営している社員が一生懸命考え準備をして開催している事も忘れてはいけません。自分が設営をした会で、つまらなさそうにしている社員がいたらどう思いますか。残念ですし、何か不満があるのかと気になるのではないでしょうか。自分が設営側の立場に立ったときに、参加者にどうして欲しいかを考えて行動することも、社会人として大切な事です。

2.仲の良い人だけで固まっている

社内イベントでは、普段話せないような人達とコミュニケーションが取れることがメリットです。顔は知っているけれど、どんな人だろう?と思っていた人とも気軽に接する機会があるため、遠慮なく話し掛けてみてください。

特に見かけだけで「怖そう」とか「苦手かも」と思っていた人が案外違ったりして、誤解や思い込みに気づくことあります。お互いに人柄がわかると、今後社内で会ったときに会話しやすくなります。

3.「無礼講」を真に受けてしまう

「今日は無礼講でいきましょう!」と言われ、それを鵜呑みにしてしまい上司や先輩に馴れ馴れしくタメ口で話したりすると、人間関係が悪くなってしまうこともあります。(無礼講とは、上下関係を取り払い楽しむ宴会のことです)

無礼講と言われても、決して上司や先輩に無礼なことをしても許されるということではありません。『立場や年齢は気にせず、堅苦しくしなくていいよ』という意味なので、仕事ということを忘れず礼節を守り、敬語で会話して楽しむのがマナーです。

4.食事マナーを守っていない

社内イベントでは飲食があることも多いでしょう。そこで上司や先輩に失礼にならないように、食事のマナーは心得ておく必要があります。例えば以下のようなことがあります。 ・席次マナー ・ビールをつぐとき、つがれるときのマナー ・お箸の持ち方や、食べ方のマナー などです。ここでは詳しく書きませんが、相手を不快にさせないためにも、基本的な食事マナーは覚えておくと安心です。(食事マナーはSNSで検索すると出てきますので、調べてみてくださいね)

5.悪酔いするまで飲んでしまう

私も何度も見たことがありますが、飲み過ぎて周りの人に迷惑をかけてしまう人がいます。例えば酔っぱらって誰かに必要以上に絡んだり、トイレから出てこなかったり、帰り道で植木に飛び込む人もいました。楽しくお酒を飲むのはいいのですが、限度を超えてしまうと、「あの人は酒癖が悪い」と悪い印象を持たれてしまいます。社内イベントはあくまでも会社行事ですので、ハメをはずさないように節度を守って楽しむことが大切です。

また社内イベントの翌日、二日酔いで仕事に支障をきたしてしまうと、社会人としての常識がない人だと思われてしまいますので気をつけましょう。

まとめ

社内イベントは、『チーム力を高める』目的で開催しているということを念頭に置き、参加しましょう。また、以下のことに当てはまっていると『社会人として非常識』だと思われてしまうため注意しましょう。

1.つまらなそうにしている 2.仲の良い人だけで固まっている 3.「無礼講」を真に受けてしまう 4.食事マナーを守っていない 5.悪酔いするまで飲んでしまう

社内イベントを社員同士楽しんだ結果、チーム力を高めることができたらイベントは成功です。組織の一員として、社内イベントが有意義な時間となるように、協力していきましょう。


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執筆者プロフィール

新人育成トレーナー
アイキャリア株式会社
太田 章代
企業・団体でのコミュニケーション研修、ビジネスマナー研修など、2,000回以上(2023年現在)登壇。 プロフィール詳細

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