人物紹介のビジネスマナー|自分が人を紹介するときの順番や言葉遣い
2020年10月21日 2023年10月27日 ビジネスマナー
仕事では自分が初対面の人同士を引き合わせることがあります。例えば、上司と一緒に自分のお客様のところに訪問して商談をするようなケースです。
自分が二者の紹介をする場合、『どちらから先に紹介するの?』『何と言って紹介したらいいの?』と迷ったことはありませんか。
これよりは、仕事で人を紹介するときの紹介の順番や、紹介するときに添える言葉などをご紹介します。初対面の人同士を引き合わせる場合は、名刺交換をする前にあなたからの紹介が求められるため、正しい紹介マナーをマスターしておくと紹介する人に失礼にならずに安心です。
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会ったらすぐに紹介をする
紹介のタイミングは、引き合わせたらすぐにします。最初から引き合わせると決まっている場合は心構えができているので問題ないと思います。しかし、自分が上司とランチをしていたら、偶然お客様にお会いして紹介するケースもあります。そのときにお客様と雑談を優先して、上司をなかなか紹介しないと上司もお客様も「この人誰??」と気になっています。
二者を紹介して名刺交換をしてから雑談をしないと、気まずい空気が流れますのでご注意ください。
失礼のない紹介の順番
紹介者になったときに一番迷うのは紹介の順番です。ポイントは2つです。1:自社⇒他社(まず自社の人を他社の人に、その後他社の人を自社の人に紹介) 2:目下⇒目上(まず目下を目上に、その後目上を目下に紹介)
この順番に紹介します。紹介の順番で社会的地位や人間関係がわかるため紹介の順番は重要です。相手に失礼がないように順番を守って紹介するようにしましょう。
紹介するときに添える言葉
自社の人を紹介する場合は、自分との関係や役職をつけます。例/他社の愛知工業の佐藤部長と、自社の渡辺課長を紹介するケース
1:「佐藤部長、ご紹介いたします。私どもの課長の渡辺でございます」 2:「こちらは愛知工業の佐藤部長でいらっしゃいます」
社内の人には「渡辺課長」と敬称(人名のあとに付ける役職)を付けずに、呼び捨てにします。また紹介プラス一言で好印象を与えることもできます。
1:「佐藤部長、ご紹介いたします。私が営業指導を受けている、営業課長の渡辺でございます」 2:「こちらは、いつも大変お世話になっております、愛知工業の佐藤部長でいらっしゃいます」
相手との関係性にもよりますが、あまり褒めちぎるとわざとらしいので、短く簡潔にプラス一言があると印象に残る紹介をすることができます。はじめから引き合わせすることが決まっている場合は、何と紹介すれば好印象か考えてから訪問します。
紹介者が複数の場合
紹介者が複数の場合は役職が上の人から順番に紹介していきます。「佐藤部長、ご紹介いたします。私どもの課長の渡辺でございます。」 ⇒名刺交換
「新入社員の田中でございます」 ⇒名刺交換
複数人の場合はよりスマートに紹介することを求められます。自分が紹介した後、一歩下がり名刺交換をした後、次の人を紹介します。
まとめ
初対面の人同士の紹介は、新しい仕事がはじまる瞬間でもあります。紹介でしくじるとその後の仕事にも影響しかねません。正しい紹介マナーを身につけて信頼される人になりましょう。紹介をするケースがあったら、事前に紹介する順番とコメントをシミュレーションしてから訪問することをおすすめします。執筆者プロフィール
- 新人育成トレーナー
アイキャリア株式会社太田 章代 - 企業・団体でのコミュニケーション研修、ビジネスマナー研修など、2,000回以上(2023年現在)登壇。 プロフィール詳細
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