「私にはできない」は思い込み!若手のためのリーダーシップ

2025年08月18日 2025年08月18日 新人育成担当者向け新入社員向け

こんにちは、人材育成トレーナーの太田章代です。
今回は、若手のためのリーダーシップについてお話しします。

突然ですが、「リーダーなんて私には無理」と思っていませんか?
私も若手リーダーの経験があるので、当時「もう絶対無理、できない!」と思っていました。

ですが、リーダーに特別な才能は必要ありません。

これは私の考えですが、リーダーをすることは、たくさんのメリットがありますので、一度は経験してみる価値があると感じています。

そこで、今回は以下の3つの項目についてお伝えしていきます。

1)リーダーシップを誤解しているかも
2)リーダーのタイプ
3)リーダーをするメリット

リーダーに声をかけられたけれど自信がないと迷っている方、また部下にリーダーを任せようとしたけど拒否されて困っている方の問題解決ができると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。


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動画でも学べます。聞き流すだけでも理解できますよ!

 

1. リーダーシップを誤解しているかも

まず、あなたが考えるリーダーシップとは何ですか?

一般的にリーダーシップと聞くと、「引っ張る」とか「まとめる」というイメージがあるかもしれません。私もそう思っていたので、リーダーに声をかけられた時に「そんな能力ないです、無理です、ダメです」と拒否していました。

しかし、実はリーダーシップは引っ張ったりまとめたりするものではありません。


・リーダーシップとは、人から人への影響力のこと
・リーダーシップとは、自分や周囲の人の人生をより良くしたいという素朴な気持ち
・リーダーシップは一人ひとりが発揮すべきもの。役職がある方だけが発揮するものではない

例えば、新入社員の方が大きな声で「おはようございます」と挨拶をすると、職場の雰囲気が良くなります。これも影響力です。社員全員がリーダーシップを持つものなのです。

また、今置かれている立場や状況の中で、ベストな自分を発揮することをセルフリーダーシップといい、自分に対してリーダーシップを発揮することも可能です。

働くすべての人は、所属組織の成功や目標に貢献するという役割があります。

そのために、自分自身も含め、関わる全ての人々に良い影響を及ぼして動機付け、力を発揮させる能力がリーダーシップなのです。

2. リーダーのタイプ


先ほど「リーダーシップのイメージは、まとめるとか引っ張るというもので、そんな能力ない」と思うかもしれないとお話ししました。そのように上から引っ張るリーダーシップを支配型と言います。

現代は共感型や支援型リーダーシップが適切と言われています。これは、横で支えながら一緒に進んでいくタイプです。

しかし、支配型が悪いわけではありません。例えば、新しいプロジェクトが発足し、ゼロからイチを生み出さないといけない初期の段階では、支配型ではないとプロジェクトが前に進まないこともあります。ですから、支配型が絶対にダメというわけではありません。

重要なのはリーダーシップに決まった形がないということです。あなたは、あなたの個性を生かしたリーダーになればいいのです。

あなたが話を聞くことが得意であれば、メンバーの話を丁寧に聞いて信頼を得る支援型リーダーになりましょう。

行動力がある方は、自ら動いて見本を見せる実践型リーダーに、慎重派の方はチームを安定させる安心型リーダーになればいいのです。


3. リーダーをするメリット


「リーダーはまとめる、引っ張るのではない」「自分の個性を活かせばいい」ということはわかった。

でも、まだリーダーになる価値を感じないという方は、ぜひメリットを理解してほしいです。これからお話しすることは私も体験しています。


メリット1:人間力が磨かれる

例えば、上司と部下のパイプ役になることによってコミュニケーション能力が磨かれます。私が一番良かったと思うのは、さまざまな考え方を持つ人がいる中で、自分と違う考えを受け入れる能力が備わったことです。

それまでは自分と違うと考えは否定しがちでしたが、否定せずに受け入れることができるようになりました。

 

メリット2:達成感が大きい

一人で目標設定して達成しても、達成感は小さいものです。みんなが目標に向かって一致団結して頑張り、達成した時の達成感は、なんとも言えないやりがいがあります。私も前職でこれを味わいました。リーダーになった醍醐味だと思います。


 

メリット3:成長が加速する

例えば、業務を部下や後輩に教えたとします。すると、実は教えた人が一番勉強になるのです。その業務を深く知ることができます。また、リーダーという責任感を持つことで成長が早くなると感じます。

まとめ

 今回は若手のためのリーダーシップについてお伝えしました。

1. リーダーシップとは影響力のことを言います。
2. リーダーに決まった形はありません。自分の強みを生かしたリーダーになりましょう。
3. リーダーを経験することで、あなた自信の市場価値が大きく高まります。

リーダーを経験した人だけが感じられるやりがいがあります。ぜひあなたにも体験してほしいと思います。

今、会社からリーダーにならないかと声をかけられて迷っている方、一歩踏み出してみませんか?前向きにリーダーとして頑張るあなたを応援しています。

            

            

            

            

            

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