昭和の叱り方VS令和の叱り方|叱り方のポイントを解説

人材育成トレーナーの太田章代です。

私が研修講師として職場を拝見していると、いまだに昭和の叱り方から抜け出せていないご上司をお見かけします。

「叱り方」は時代とともに変化しています。昭和の時代は、「厳しく教える」「根性で育てる」ことが当たり前でした。しかし令和の今、求められるのは“叱って伸ばす”コミュニケーションです。

感情的に怒るのではなく、相手の成長を引き出す対話が重要です。
ここでは、「昭和の叱り方」と「令和の叱り方」の違いを具体例を交えて解説します。

目次

昭和と令和の叱り方の比較

では、「叱り方」が時代とともにどのように変化したのか、比較をみていきましょう。

昭和では、「自分本位」に言葉を発していましたが、令和は「相手本位」で考え、相手が受け取りやすいタイミング、言葉で叱ることが大切です。

叱り方の具体例

叱ることで部下のやる気を奪っていませんか。叱り方のポイントは、叱ることで部下の成長を支援できているかどうかです。

1.仕事のミス

・昭和の叱り方 
「何回言ったら分かるんだ!同じミスを繰り返すな!」

・令和の叱り方
 「今回はどんなところでつまずいた?次に活かせるように一緒に整理しよう。」

ポイント:結果ではなく原因分析と再発防止に焦点を当てる。

2.時間にルーズ

・昭和の叱り方 
「社会人として常識がない!」

・令和の叱り方
「時間を守ることが信頼につながるんだ。どうすれば遅刻せずに来られそう?」

ポイント:人格否定ではなく、行動の影響と改善策を話す。

3.報連相がない

・昭和の叱り方
「なんで報告しないんだ!」

・令和の叱り方
「報告がないとフォローが遅れてしまうんだ。どうしたらお互いやりやすいかな?」

ポイント:相手を責めず、コミュニケーションルールを共有する。

4.言葉遣いがカジュアルすぎる

・昭和の叱り方
「そんな口のきき方をするな!礼儀がなってない!」

・令和の叱り方
「今の言葉の使い方だと、相手にどう伝わると思う?印象を良くする言い方を考えてみよう。」

ポイント:相手に気づかせる、考えさせる問いかけを使う。

5.モチベーションが低い

・昭和の叱り方
「やる気がないならやめろ!」

・令和の叱り方
「何か困ってることがある?サポートできることあるかな?」

ポイント:叱る前に背景を理解する姿勢を持つ。

まとめ

あなたは、昭和・令和どちらの叱り方になっていますか。気づくことが改善のスタートですので、昭和の叱り方になっていた方は気をつけていきましょう。

昭和の叱り方=「正すための指導」
令和の叱り方=「育てるための対話」

令和では「叱る=否定」ではなく、「叱る=成長支援」としての信頼と期待のコミュニケーションとして位置づけることが大切です。

この記事の著者

太田章代

太田 章代

アイキャリア株式会社 代表取締役

愛知県岡崎市出身。広告代理店の営業で6年間売上トップになり、統括本部長としてマネジメント業務も経験。2006年人材育成事業で独立。全国の企業様でコミュニケーションスキルアップ等の研修や講演に2,000回以上登壇。受講者は延べ50,000人を超える。著書2冊、YouTubeチャンネル「ビジネスコミュニケーション術」は登録者4.1万人。テレビ、ラジオ出演などメディアからの取材も多い。

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