職場で反感を買うフレーズ10選|相手の気分を害さない言い換え例あり
2025年09月09日 2025年09月09日 ビジネスコミュニケーション
こんにちは。人材育成トレーナーの太田章代です。
職場で「この人の言い方、何か不快だな」という経験はありませんか。私は何度か相手の言葉により嫌な気持ちになったことがあります。
反対に、私も知らないうちに相手を不快にさせる言い方をしていないか気になってしまいます。
職場は周りの人達と良好な関係を築くために、言葉選びには注意が必要です。ここでは、職場で反感を買いやすいフレーズと、好感を持たれる言い換えをご紹介します。
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動画でも学べます。聞き流すだけでも理解できますよ!
職場ではアサーティブコミュニケーションを心がける
アサーティブコミュニケーションとは、相手を尊重しながら、自分の意見や気持ちを正直に伝えるコミュニケーションの方法です。
例/上司から「急だけど、この仕事今日中にお願いできますか」と言われたが、仕事が詰まっており今日中にはできない場合
【主張型】相手を尊重せず、自分の意見を通す
「いや、今日はできません」 →自分の言いたいことは伝えていますが、上司を困らせています
【我慢型】相手を優先して、自分の気持ちを我慢する
「わかりました」 →本当は仕事が詰まっていてできないのに『自分が残業すればいいや』と、我慢して相手を優先する
【アサーティブコミュニケーション】相手も自分の気持ちも大切にする
「承知しました。ただ、現在A.Bの仕事を進めており今日中に対応するのが難しい状態です。
明日の午前中ならできますかいかがですか」 →仕事が今日中にできないとことを伝え、相手に配慮して代替案を伝える
職場で反感を買うフレーズと好感を持たれる言い換え
職場でコレを言っていたら、周りの人と信頼関係が築きにくいので気をつけてくださいね。
1.「忙しいのでできません」 →協力する気がない印象 適切な伝え方 「今はできませんが、お時間をいただければ〇時から対応できます」
2.「前にも言いましたけど」 → 相手を責めているように聞こえる 適切な伝え方 「念のため、もう一度お伝えしますが」
3.「そんなのムリです」 → 否定から入ると非協力的な印象 適切伝え方 「どうすれば実現できそうか、考えてみます」
4.「そんなの聞いていません」 → 責任逃れに聞こえる 適切な伝え方 「自分から確認すればよかったのですが、内容を教えていただけますか」
5.「前はこうしていましたけど?」 → 変化を受け入れない印象 適切な伝え方 「前はこうしていましたが、今回から変更ということですね」
6. 「これって意味あるんですか?」 →批判的な印象 適切な伝え方 「この仕事の目的を確認してもよろしいですか」
7.「私のせいじゃないです」 → 責任転嫁と受け取られる 適切な伝え方 「経緯を一緒に確認させていただけますか」
8.「それ難しいですよね」 →ネガティブに受け取られる 適切な伝え方 「簡単ではないですが、できる方法を考えてみます」
9.「言われた通りにやっただけです」 →主体性がない印象 適切な伝え方 「指示通りに進めましたが、もっと良い方法を考えるべきでした」
10.「前と言っていることが違いますよ」 →相手を責めている印象 適切な伝え方 「私の理解が間違っていたら申し訳ないのですが、以前伺った内容と少し違うようなので、確認してもよろしいですか」
まとめ
一言でまとめると「ネガティブな言葉は反感を買うので使わないようにする」ということです。自分の気持ちを正直に伝えるのはいいことですが、相手の気持ちにも配慮してアサーティブコミュニケーションを心がけましょう。
執筆者プロフィール
新人育成トレーナー
アイキャリア株式会社太田 章代- 企業・団体でのコミュニケーション研修、ビジネスマナー研修など、2,000回以上(2023年現在)登壇。 プロフィール詳細
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