ココで差がつく!できる人と思われる言葉遣い7選

2022年09月08日 2023年10月27日 ビジネスマナー

太田章代
執筆者:新人育成トレーナー 太田章代
日本一気さくで身近な研修講師を目指している、太田章代です。

仕事では相手から信頼を得るためにも言葉遣いは重要です。言葉遣いひとつで人柄を判断されてしまう事もあります。

知らないうちに信頼をなくさないためにも、言葉を選んで話したいものです。そこで今回は仕事で使う「好ましくない言葉」を、「好ましい言葉」に言い換えしていきます。

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仕事ができる人の言葉遣い

それでは早速、仕事で使える印象が良い言葉遣いを7つご紹介します。

1.「忘れていた」ことを伝える場合

「折り返し電話をすることを、忘れていました「折り返し電話をすることを、失念しておりました
「失念」は、うっかり忘れていたという意味で、自分が忘れていたことに対して使う言葉です。「忘れていた」より、謝罪の気持ちが伝わる敬語表現です。話すときや、メール文章にも使われます。「申し訳ございません、失念しておりました」と謝罪の言葉をつけるようにしましょう。

2.「やめてください」と伝える場合

「これより奥への立ち入りはやめてください「これより奥への立ち入りはご遠慮ください
「やめてください」だと強い指示を出しているように聞こえます。「ご遠慮ください」は禁止ということを柔らかく伝える表現です。『ご遠慮ください』の前に、「恐れ入りますが」「恐縮ですが」などのクッション言葉をつけると、より丁寧な表現になります。

3.伝言を承る場合

「その旨、佐藤に伝えます「その旨、佐藤に申し伝えます
「言い伝える」の謙譲語が「申し伝える」です。相手からの伝言を、目的の人に伝えるときに使います。電話応対でよく使われるビジネス用語ですので、覚えておきましょう。

4.「わからない」と伝える場合

「詳しい内容は、わかりません「詳しい内容は、わかりかねます
「わかりかねる」は「その事柄について正しくわかっていません」という意味です。「わかりません」と言い切るよりも、柔らかく丁寧な表現です。「恐縮ですが、詳しい内容はわかりかねます。お調べしますので30分程お待ちいただけますか」など、前にクッション言葉と、後に代案をつけるようにしましょう。

5.「できない」と伝える場合

「明日までに納品する件ですが、対応できません「明日までに納品する件ですが、対応いたしかねます
「いたしかねます」は「することが難しい」という意味の謙譲語で、丁寧にお断りをする表現です。「申し訳ございません。明日までに納品する件ですが、対応いたしかねます。最短で〇月〇日(〇)〇時に納品できますがいかがでしょうか」など、前に謝罪の言葉と、後に代案をつけるようにしましょう。

6.「わかったか」確認をする場合

「ここまでの説明は、わかりましたか?「ここまでの説明は、ご理解いただけましたか?
「わかりましたか?」は上から目線に感じられ、相手が不快になる恐れがあります。「わかる」を「理解」にした方が無難です。その他に、「ここまでの説明で、ご不明な点はございませんか?」と相手に確認するという言い換えもあります。

7.「一緒に行きます」と返事をする場合

「社長、私もご一緒します「社長、私もお供させていただきます
目上の人から「一緒に来ないか?」と誘われたとき、「ご一緒します」は同格の人に対して使う言葉ですので不適切です。「お供させていただきます」または「ご一緒させていただきます」と謙譲語を使うようにしましょう。

まとめ

言葉遣いがキチンとしていると『仕事をしっかりしてくれそう』という印象になります。言葉遣い一つで、仕事が「できる人」「できない人」の差が出てきますので、丁寧な表現を身につけておきましょう。


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