社内・社外への新年挨拶【ビジネスマナー】新入社員向け

2024年01月10日 2024年02月26日 新入社員向けビジネスマナー

太田章代
執筆者:新人育成トレーナー 太田章代
新入社員育成専門の研修トレーナー太田章代です。

気持ちも新たに新年をスタートするために、仕事始めの挨拶は重要です。しかし、いつもとは違う挨拶をするため、これで相手に失礼がないか迷ったりすることはありませんか。
 
ここでは、社会人として挨拶で失敗しないために、社内の人、社外の人への挨拶のマナーについて詳しくご説明します。


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動画でも学べます。聞き流すだけでも理解できますよ!

 

新年『社内の人』への挨拶のポイント


まず社内の人への挨拶の仕方をみていきましょう。

1.上司や先輩よりも先に


これは普段と同じですが、相手から挨拶されてからするのではなく相手よりも先に挨拶をすることが大切です。挨拶は仕事をしやすくするためのコミュニケーションです。自分から先に挨拶をすることで好意を示し、相手との距離が縮めていきましょう。

2.年賀状やSNSで挨拶が済んでいても挨拶


会社によっては、年賀状やSNSで挨拶が済んでいる場合もあると思います。しかし、リアルで会ったときには改めて「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします」と挨拶をするようにしましょう。

3.立場の上の人から一人ひとりに挨拶


新年のあいさつは普段よりも「丁寧」にするようにします。仕事で関わっている人達には直接一人ひとり、目を見て挨拶をしましょう。順番は部署で一番立場の上の上司から順番です。人数が多い場合は直属の上司や関係性の深い人だけ一人ひとり挨拶をして、その他の方にはデスクの島ごとに挨拶をします。マナーは決められたことではないので、どうしたら気持ちの良い挨拶ができるか考えて行動しましょう。

4.喪中の人への挨拶は気をつける


ご親族が亡くなって喪中の人がいたら、「あけましておめでとうございます」は言わないように気をつけましょう。喪中の人へは「おはようございます。本年もよろしくお願いいたします」と挨拶をします。

5.上司や先輩を観察して同じ行動をする


会社により新年挨拶のルールがある場合があります。出社したら周りの人達がどのように挨拶をするのか観察をして、同じように挨拶をするようにしましょう。

新年『社外の人』への挨拶のポイント


続いて、社外の人への挨拶の仕方をみていきましょう。

1.挨拶の手段を見極める


挨拶の手段は「対面」「電話」「メール」があります。訪問して挨拶する「対面」が一番丁寧な挨拶です。しかし、相手が対面を望んでいない場合は、かえって年初の忙しいときに迷惑だと思われてしまいます。相手が望んでいる手段を察して挨拶の手段を選びましょう。

2.挨拶は仕事始めの1週間以内が目安


一般的に「あけましておめでとうございます」と言える期間は、松の内の1月7日までです。(地域により異なります)しかし年末年始の休暇あけですから、取引先が多い人は1月7日までに挨拶を完了することは難しいでしょう。明確な決まりはありませんが、仕事はじめの1週間を目安に「あけましておめでとうございます」と言っても違和感はありません。

3.上得意先は仕事始めの日に挨拶


年始の挨拶はできるだけ早く挨拶をすることが大切です。挨拶を早くすることで、相手を大切にしていることが伝わります。取引先が多く1日では挨拶が終わらない場合は、上得意先や関係性の深い取引先から順番に挨拶をしましょう。

4.雑談は短くする


年始はどこの会社も忙しくしていることが多いものです。対面や電話で挨拶をする際には、相手の時間をいただくため配慮が必要です。雑談などは手短に、相手の状況に合わせて対応しましょう。

5.メールのCcは使わない


年始の挨拶をメールで送る場合、Ccに入れて送るとCcの人を軽く扱っているように感じられてしまいます。新年の挨拶は重要なので全員TOにアドレスを入れ、宛先を以下のように役職が上の方から記載して送る、もしくはお一人ずつメールを送るようにしましょう。
 
株式会社〇〇〇
部長 □□□□ 様
主任 △△△△ 様

まとめ


年始の挨拶はちょっとした気遣いで印象が変わりますね。では、社内・社外の人への挨拶のポイントをおさらいします。

新年『社内の人』への挨拶のポイント


1.上司や先輩よりも先に
2.年賀状やSNSで挨拶が済んでいても挨拶
3.立場の上の人から一人ひとりに挨拶
4.喪中の人への挨拶は気をつける
5.上司や先輩を観察して同じ行動をする

新年『社外の人』への挨拶のポイント


1.挨拶の手段を見極める
2.挨拶は仕事始めの1週間以内が目安
3.上得意先は仕事始めの日に挨拶
4.雑談は短くする
5.メールのCcは使わない


年始の挨拶をしっかりおこない、気持ちの良いスタートを切りましょう。







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