勉強する人しない人の格差が広がる！社会人の1日平均勉強時間７分

2024年04月01日 2024年04月26日新人育成担当者向け、新入社員向け

新入社員育成専門の研修トレーナー太田章代です。
突然ですが、あなたは社会人になってからどれくらい勉強をしていますか？

実は日本人の多くは学生から社会人になったら突然勉強をしなくなるのです。確かに、日本人の労働時間は他国に比べて長いので「忙しくて勉強している時間がない」のかもしれません。

しかし、社会人の中でも特に忙しい年収の高い人達は時間をつくって勉強をしていることをご存知ですか。ここでは社会人の勉強事情について詳しくご説明します。

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動画でも学べます。聞き流すだけでも理解できますよ！

社会人が勉強に使う時間は1日平均７分

2021年社会生活基本調査（総務省統計局）では、社会人の「学習・自己啓発・訓練」に使う1日平均時間は７分（会社の研修、趣味や娯楽としての勉強などは含まれない）という数字が出ています。また勉強している人、いない人の割合は以下の通りです。

勉強している人　約5％

勉強していない人　約95％

社会人のほとんどの人が勉強時間0分のため、平均にすると勉強時間が極端に少なくなっています。日本人の勉強時間１日平均７分は、先進国の中でもかなり時間が少ないのが状況です。

年収が高い人ほど勉強をしている

2020年総務省家計調査では、年収が上がるほど書籍に費やす金額が増えているのです。また2019年パーソルキャリア株式会社が読書事情を調べた結果は以下の通りです。

「ビジネス書」をよく読むと回答した人

・年収1,000万円の社会人　　　　26.6％

・年収400万～500万円の社会人　　8.5％

年収の高い人ほど、積極的に自己啓発のための投資をしている傾向にあることがわかっています。私の周りには経営者が多いですが、確かに経営者は勉強している人の確立はかなり高いように感じます。時間があれば本を読んだり、セミナーに出ている人が多いものです。

社会人が勉強すべき理由

社会人は年収を上げることだけを目的としてだけで勉強をするわけではありません。勉強をした方がいい理由を3つみていきましょう。

1.自分の人生を主体的に生きる

終身雇用も終わりを迎えている現代、常に新しい知識を吸収し、自分の人生を主体的に生きるために自己啓発をします。

2.人生の選択肢が広げる

スキルアップや資格取得によりキャリアアップを目指すなら、どんな職種でも勉強は不可欠です。

3.視野が広がる

視野が広がると「ものの見方」「考え方」が変わってきます。また話題も豊富になり、人間としての魅力を高めることができます。

社会人はどんな勉強をどんな方法でしているの？

では勉強している約5％の人はどんな勉強をしているのでしょうか。

・仕事に関連すること（パソコン、マネジメント　など）

・教養つける勉強（英語、経済　ITなど）

・資格取得のための勉強（簿記、ＴＯＥＩＣ　など）

勉強方法は書籍やYouTube、オンライン教材やアプリで勉強している人が多いようです。休日にリアルでセミナーや講演会に参加するのもおすすめです。勉強をしている人は今だけを見るのではなく、10年後20年後の自分のキャリア形成を見越して、自分に必要だと感じる勉強を継続しています。

社会人の勉強時間のつくり方

社会人は「忙しく時間が取れない」と思われがちです。しかし、以下のようなスキマ時間に勉強時間を入れる習慣をつけば勉強も苦ではありません。勉強を習慣化するためには「いつ」「どこで」「どのように実行するか」具体的な計画を立てることが有効です。

・会社の行き帰りの移動中に勉強

・仕事の昼休憩中に勉強

・お風呂から出てストレッチをしながら勉強　など

平日の学習時間帯は、夜20～24時が一番多いようです。「仕事から帰って疲れているのによく勉強できるな～」と思われるかもしれません。自主的に勉強をする人は目的や目標が明確にあります。なぜ勉強をするのか明確にして、自己成長を楽しみましょう。

勉強を習慣にして自分の市場価値を高めよう

データでもわかったように、社会人になって勉強している人は少数派で、勉強している人ほど年収が高い＝市場価値が高いのです。ということは、チャンスだと思いませんか。毎日少しずつでも自分の成長のための勉強をすれば、お客様や会社からの評価が上がる可能性は高くなります。それが結果として、収入アップに繋がっていくのです。プロとして活躍している人達はみんな、見えないところで努力しているのです。「別に収入アップを望んでいない」という人でも、自分がどんどん成長していく実感を味わえる喜びはありますよ。