「ありがとう」の気持ちが届くお礼状
2019年11月26日 2023年10月27日 ビジネスコミュニケーション
手書きのお礼状を時々いただきます。写真は私がコミュニケーション研修でお伝えした中で、担当者さんが心に残った「言葉は言霊」という言葉を書いてくださったお礼状です。しっかり聞いていてくださっていたのだと感じ、嬉しくなりました。最近はパソコンでやり取りをするため、手書きでお礼状を書くことが少なくなりました。実は私は少数派の、手書きでお礼状派です。もともと文字や文章を書くのが好きなので、講演に行って名刺をいただくと手書きでお礼状を書いています。
お礼状が悲劇に変わるとき
先日お洋服を購入したお店から手書きのお礼状が届きました。「ピンクのレザージャケットお似合いで素敵でした????」かわいらしい字でハートまで書いてありましたが…ピンクのレザージャケット買ってない 笑。「お探しでしたワイドパンツは見つかりましたでしょうか?」…ワイドパンツも探してないよ~。完全にどなたかと間違えています。せっかく時間をかけてお礼状を書いたのに、これでは書かない方がいいですね。ここからが職業病です。自分がこの社員さんの上司だったらと考えました。まず、手書きのお礼状の内容が間違っていても、わざわざ教えてくれる人はいないのではないかと思います。私も連絡しませんでした。ということは…こんなミスがあるとは予測できない気がします。もしミスがわかった場合に、このヒューマンエラーを防ぐためにはどうしたらいいのか。誰にでも当てはまらないオリジナルメッセージを書く時には、細心の注意を払うように指導する。もしくはミスしないように、誰にでも当てはまるメッセージを書くように指導する。本当はオリジナルメッセージが一番心に響くので書いてもらいたいのですが、ミスを考えると悩ましいところです。まとめ
短くても気持ちが伝わるのは、やはり手書きのお礼状です。パソコンで印刷しても、手書きで一言あるだけで温か味が出ます。手書きで書いた文章をコピーして使いまわすパターンも気持ちが伝わってきません。これなら「ありがとうございます ○○(氏名)」と直筆で書いてある方がよっぽどいいと思います。手書きなんて時代遅れと言われる人もいるかもしれませんが、私はそうは思いません。お礼状を手書きで書いた方がいいとお勧めしているわけではなく、ありがとうの気持ちを形にして伝えようとするマインドが大切だと思っています。執筆者プロフィール
- 新人育成トレーナー
アイキャリア株式会社太田 章代 - 企業・団体でのコミュニケーション研修、ビジネスマナー研修など、2,000回以上(2023年現在)登壇。 プロフィール詳細
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