上下関係と心のマナー

ビジネスでは部下と上司、業者とお客様といった上下関係がある。学生時代にも先輩と後輩があったようにそれは目上を敬う気持ちを育んでいる。

上下関係を軽視した緊張感のない職場風土では、上司が部下を注意できなくなり、しかるべき規律も守れなくなってしまいます。ただ上下関係はあったとしても、「目上の人にはいい顔をして、目下の人には威張り散らす人」「相手の立場により態度をコロコロ変える人」「目下だと思うと、急に横柄な態度をとる人」は人として一番信頼を失う振る舞いです。上下関係は関係なしに人としての「心のマナー」を持っているのが信頼される人の特長です。

信頼は積み上げるもの

男性には経験がないと思いますが、仕事をしていて女性だということで馬鹿にされた態度をされたり、鼻で笑いながら「男性担当者に変えて」と言われたこともあります。それは本音で仕方ないことかもしれませんが、相手がどう感じるか考えて伝えていないのでマナー違反ですね。「信頼」は積立型貯金。宝くじが当たったように急に信頼貯金を得られるわけではありません。少しずつコツコツ信頼を貯めていくのです。

では信頼はどうしたら得られるのでしょうか。積立ですから、日ごろの約束を守る、報告・連絡・相談をする、遅刻をしないなど、当たり前のことを当たり前に継続して積み重ねると自然と信頼貯金が貯まっていきます。

当たり前から信頼を得るには

当たり前のことを当たり前にできるようになる。この当たり前のことは幅が広いので、各会社で見える化したらいかがでしょうか。例えば「あいさつは自分から先にする」「相手の話をしっかり聴く」「他者を肯定する気持ちを持つ」など。

組織改革は難しい内容ではなく目の前の当たり前のことができるようになることではないかと感じます。人としての「心のマナー」も当たり前の中に入れていただきたいと思います。そうすれば周りからの信頼を得て、必ず他社との差別化ができます。