【基本】伝わる投影用パワポ資料のつくり方

2021年04月08日 2023年10月27日 ビジネスマナー

太田章代
執筆者:新人育成トレーナー 太田章代
日本一気さくで身近な研修講師、太田章代です。 パワーポイントの資料は、聞き手が知りたい情報を伝えて、聞き手の行動を促す目的でおこないます。

例えば売り込みたい商品の説明をするプレゼンでパワポ資料を使用するなら、聞き手が理解をして購入してくれればプレゼン成功ですね。

伝わるパワーポイント資料は、見やすく!分かりやすく!シンプルに!がポイントです。

YouTube版も公開しています

動画でも学べます。聞き流すだけでも理解できますよ!

1.文字の書体は統一する

文字は2種類までにすると読みやすくなります。例えば基本の文字はゴシック体で、質問などの話し言葉は明朝体などにします。明朝体よりゴシック体の方が見やすいため、基本の文字はゴシック体がよいでしょう。
~おすすめ~ ・書体:MSPゴシック

2.文字の大きさ

ハズキルーペのCMで「文字が小さすぎて読めない」と言っていましたが、パワポ資料でも同じことが言いたくなることがあります。

聞き手の人数や、会場の大きさなどにより異なりますが、文字数を減らして大きい字にするように心がけましょう。投影用はじっくり読むというより、ポイントだけ流すというイメージです。

~おすすめ~ ・文字の大きさ:24ポイント以上 ・一行あたりの文字を20文字以内

3.背景はシンプルに

背景は柄が多いものや、ゴテゴテして主張の強いものは向いていません。会社のテンプレートがある場合はそちらを使用しましょう。
・白背景で黒文字(一般的) ・黒背景で白文字(力強い印象)

4.文字の色は3色まで

文字の色は3色までにします。白が背景の場合、黄色や薄い色の文字は見にくいので、はっきり見える色を選びましょう。会社のコーポレートカラーがある場合はその色を基準にするといいですね。
~おすすめ~ ・メインカラー(黒) ・アクセントカラー(目立たせたい部分で使う色→赤・青)

5.アニメーションは極力少なく

スライドにアクセントをつける上では、文字や図に動きを持たせるアニメーションは有効です。しかし、アニメーションを多用すると見づらくなります。アニメーションの中にも派手に登場するものから、スッと何気なく登場するものまであります。アニメーションが本当に必要な場面のみ、見ていて疲れないアニメーションを使用します。

~おすすめ~ ・シンプルな『フェード』

6.写真、イラストは内容に関係のあるもののみ入れる

内容に関係のない写真やイラストは不要です。余白があっても埋めようとせずに、シンプルに文字だけにしておきましょう。
~おすすめ~ ・写真やイラストは内容に関係があるもののみ入れる。余白があると見やすい。

7.1スライドに1メッセージ

情報量が多いと、何が大切なのか分かりづらく伝わりません。内容を詰め込みすぎないように気をつけましょう。
~おすすめ~ ・1スライドに大切なことは1つにする

8.表やグラフは見やすく入れる

表やグラフを資料からそのままコピーして入れると、文字が小さかったり、行間が狭くて見づらかったりします。表やグラフは、ひと工夫して見やすくしてから入れましょう。
~おすすめ~ ・表は線を少なくする ・グラフは注目して欲しいところに色をつけたり、文字を大きくする

番外編:パワポ資料を使って話す練習をする

パワポ資料が完成しただけで安心してはいけません。プレゼンを成功させるためには、パワポ資料を使って話す練習あるのみです。

~おすすめ~ 話す練習を10回以上しましょう

まとめ

パワポ資料を作成するときは、見栄えを意識しすぎたり、あれもこれも入れておこう!とごちゃごちゃになりやすいものです。

伝わるパワーポイント資料は、見やすく!分かりやすく!シンプルに!です。 作成が終わったら、本当に必要なところだけを残すという目線で引き算してみてくださいね。

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